9月20日(土)
午前中、中学校と公民館主催の『家庭教育学級』に参加した。
今日のテーマは
『エゴグラムで自分発見!~子どもとのかかわり方を振り返るために~』
自分への『気付き』を人間関係や子育てに生かしていきましょう。というものだった。
講師は、児童相談所の心理判定員の方。
エゴグラムとは・・・
人間の性格は、親から受け継いだものや、育った環境、その人の年齢、経験などさまざまな要素で作られるもの。
このような複雑な性格も、5つの心の領域に分けることがでる。
5つの私(心)とは・・・
CP=価値付ける私。父親のように厳しい心。正義感が強く理想に燃える心。
NP=思いやる私。母親のような情け深い心。優しく保護する心。
A=考える私。大人の心。冷静に分析する理知的な心。合理的で、客観性のある心。
FC=あるがままの私。自由な心。天真爛漫で無邪気な心。
AC=合わせる私。順応する心。いい子を演じようとする心。従順で、協調性がある心。
この性格分析は、アメリカの心理学者J.M.デュセイが作ったもので、基になっているのは、アメリカの精神分析学者エリックバーンの開発した交流分析法である。
講演会では、実際にエゴグラムを使って心理テストを行った。
とにかく質問には深く考えずに直感でチェックを入れていく。
それを各領域ごとに集計し、棒グラフに表すのだが、この棒グラフの形が『指紋』のように一人一人違うのだそうだ。
そして、点数が高い低いは関係なく、その人自身のその日の気分や仕事の役職などの影響で、いつも同じ形にならない場合もある。
そのグラフによって、今の自分の傾向性に気付き、その読み方を学ぶことで、行動処方がわかってくる。
交流分析の考え方に、
『過去と他人は変わらない。他人を変えることよりは、自分を変えることの方がはるかに生産的である』
『かつて学んだことは全て学習しなおすことが出来る。
かつて決断したことは全て決断しなおすことが出来る。』
というのがあり、なるほど~!と感じ入ってしまった。
自己変革のポイントは、5つの要素の行動を増やすことである。
ただ、正確や行動というのは、いわば表裏一体のもので、長所であると同時に短所でもありうるわけだ。
だから『活性化する言葉や態度』を実行しながら、『やめたい言葉ややめたい態度、妨げになる言葉』も発生してくるわけだ。
この5つの心が自分なりなバランスが取れていれば、人間関係もスムーズに行くのだが、どこかで、バランスを崩していると自分の中で、人間関係が黄マスクなるばかりでなく、人格の分裂が起きたり、人との関わりをもつことが怖くなってしまう。
『己を知る』とは武道家のような厳しい言葉だが、豊かな人生を生きる力として、本当に必要なことなのかもしれない。
テストの結果は、けっこう、「やっぱりね~」というものばかりでなく、「え~?私ってこう言うところがあるの?」という意外な結果も出た。
そこで、同じ傾向性が高い人同士が集まって、
『こういう性格で今まで得したことと反対に損してきたな~と思うこと』
について話し合った。
なかなか面白い報告が発表された(長くなるので割愛する)が、その中で、
『自己評価と、他人の目から見た自分は違っているのではないか』
という疑問が出た。
そこで、エゴグラムのもうひとつの活用法。
『他人のエゴグラムを付け合う。』
それももうひとつの自己発見。特に夫婦で付け合うと、面白い結果が出るのだとか。それを元にして夫婦の問題を解決する糸口にも活用されるのだそうだ。
思春期、いろいろな自我が目覚めてきて自分の中で混乱している子ども達。
親の影響が子どもの人格形成にこれほど影響するのだということを思い知らされるとともに、自分を成長させるのはやはり自分の心がけだということがよく分かった講演会だった。
午前中、中学校と公民館主催の『家庭教育学級』に参加した。
今日のテーマは
『エゴグラムで自分発見!~子どもとのかかわり方を振り返るために~』
自分への『気付き』を人間関係や子育てに生かしていきましょう。というものだった。
講師は、児童相談所の心理判定員の方。
エゴグラムとは・・・
人間の性格は、親から受け継いだものや、育った環境、その人の年齢、経験などさまざまな要素で作られるもの。
このような複雑な性格も、5つの心の領域に分けることがでる。
5つの私(心)とは・・・
CP=価値付ける私。父親のように厳しい心。正義感が強く理想に燃える心。
NP=思いやる私。母親のような情け深い心。優しく保護する心。
A=考える私。大人の心。冷静に分析する理知的な心。合理的で、客観性のある心。
FC=あるがままの私。自由な心。天真爛漫で無邪気な心。
AC=合わせる私。順応する心。いい子を演じようとする心。従順で、協調性がある心。
この性格分析は、アメリカの心理学者J.M.デュセイが作ったもので、基になっているのは、アメリカの精神分析学者エリックバーンの開発した交流分析法である。
講演会では、実際にエゴグラムを使って心理テストを行った。
とにかく質問には深く考えずに直感でチェックを入れていく。
それを各領域ごとに集計し、棒グラフに表すのだが、この棒グラフの形が『指紋』のように一人一人違うのだそうだ。
そして、点数が高い低いは関係なく、その人自身のその日の気分や仕事の役職などの影響で、いつも同じ形にならない場合もある。
そのグラフによって、今の自分の傾向性に気付き、その読み方を学ぶことで、行動処方がわかってくる。
交流分析の考え方に、
『過去と他人は変わらない。他人を変えることよりは、自分を変えることの方がはるかに生産的である』
『かつて学んだことは全て学習しなおすことが出来る。
かつて決断したことは全て決断しなおすことが出来る。』
というのがあり、なるほど~!と感じ入ってしまった。
自己変革のポイントは、5つの要素の行動を増やすことである。
ただ、正確や行動というのは、いわば表裏一体のもので、長所であると同時に短所でもありうるわけだ。
だから『活性化する言葉や態度』を実行しながら、『やめたい言葉ややめたい態度、妨げになる言葉』も発生してくるわけだ。
この5つの心が自分なりなバランスが取れていれば、人間関係もスムーズに行くのだが、どこかで、バランスを崩していると自分の中で、人間関係が黄マスクなるばかりでなく、人格の分裂が起きたり、人との関わりをもつことが怖くなってしまう。
『己を知る』とは武道家のような厳しい言葉だが、豊かな人生を生きる力として、本当に必要なことなのかもしれない。
テストの結果は、けっこう、「やっぱりね~」というものばかりでなく、「え~?私ってこう言うところがあるの?」という意外な結果も出た。
そこで、同じ傾向性が高い人同士が集まって、
『こういう性格で今まで得したことと反対に損してきたな~と思うこと』
について話し合った。
なかなか面白い報告が発表された(長くなるので割愛する)が、その中で、
『自己評価と、他人の目から見た自分は違っているのではないか』
という疑問が出た。
そこで、エゴグラムのもうひとつの活用法。
『他人のエゴグラムを付け合う。』
それももうひとつの自己発見。特に夫婦で付け合うと、面白い結果が出るのだとか。それを元にして夫婦の問題を解決する糸口にも活用されるのだそうだ。
思春期、いろいろな自我が目覚めてきて自分の中で混乱している子ども達。
親の影響が子どもの人格形成にこれほど影響するのだということを思い知らされるとともに、自分を成長させるのはやはり自分の心がけだということがよく分かった講演会だった。