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コーラスで気持ちよくハモれる極意

2003-09-17 23:19:00 | 徒然なるままに
9月17日(水)

コーラスを始めて、1年半になる。
地声が大きい上に、演劇仕込みの前に出す発声法で、やたら目立って聞こえる私の声。下手をすると、ハーモニーをぶち壊しにしてしまうぐらいでかい声だ。
今日はそんな私の声でも何とかみんなの声と気持ちよくハモれる極意を得た。

1、息を吸うように声を出す。
  「特に『り』の発音は潰れて汚く聞こえるので、息を吸いながら歌って。」といわれ、まともにその通りやってみたら声が出ない(当たり前!)
  [声を前に出さないで、引っ込めるようにして喉の奥をあけて出してみて」
  「?????」
  「『米良(美一)さん』でやってみて」
  「♪はりつめた~ゆみの~・・・」
  「そう!それそれ、その『リ』よ~!」

2、20人で歌う時は、自分はその20分の1の声量で、周りの声を聞きながら歌う。
  自分の声だけ突出しないように気をつける。
  
私は今まで、アルトの人数が足りないので、ソプラノが8人いて、アルトが3人しかいなかったら、人数が足りない分、自分の声量でカバーしようと思っていたところがあり、ちょっと頑張りすぎていたのかも。(反省)

3、フレーズで歌う。
  詩や文章を読むように、言葉のまとまりとして歌い、意味や情景が伝わるように歌う。

  初めての歌だと、歌詞と音符を同時に見ながら歌っているうちに、どこを歌っているんだか、何を歌っているんだか分からなくなったり、歌詞を間違える時がある。
  歌詞の意味を分からないで歌っているようでは、気持ちの込めようがない。
  いつまでも音符や記号に気をとられていないで、歌のメッセージを聞き手に届ける気持ちで歌わなくては・・・!

4、声を作らない。

  例えば今歌っている『キス ユア ドリームス』もと歌は、薬師丸ひろ子が歌っている。
  私はどこかで『ママさんコーラス』っぽい歌い方に抵抗があって、若者向けの歌は(自分では)若い声で歌うようにしていた。
  でも、それはやはり専門家の耳には『作っている声』に聞こえるのだ。
  そこで、歌の内容を考え、『母の気持ちで』歌ってみた。
  多分、今の私の気持ちと、年相応の自然な声が出たのだろう。やっとOKが出た。
  実際、歌っていて素直な気持ちで、気持ちよく歌えた。

5、歌の組み立てを考えて歌う。
  どこがクライマックスかを考え、最初から見せ場(聞かせ場?)を作らない。
   
  いわゆるサビの部分と言うか、押さえ気味なところがあって、山場が生きるわけで、楽譜上は同じf(フォルテ)でも、クライマックスのそれとは変えて歌う。

 発表会まで後ちょうど1か月。
 何とか不安材料を克服して、本番には気持ちよく歌声を響かせたいと思う。