守田です。(20140210 21:00)
東京都知事選が終わりました。大新聞は舛添氏圧勝と書いていますが、そうでしょうかね。僕はそうは思いません。
大雪で、投票率が大きく下がる中で、宇都宮さんは大きく得票を伸ばしました。細川さんにあっては惨敗とマスコミは書いていますが、それでも脱原発票の一定数を集めたのは事実です。
二人の票を合わせた数は舛添氏にわずかに足りない程度です。
大事なことは、全てはこれからだということです。
これまでも書いてきましたが、首長一人の力で世の中が変わるわけではない。というより、そんな世の中であってはならないのです。
未来に向けて問われているのはただひたすら民衆が覚醒を深め、力をつけていくこと。さあ、前を向いて新たな歩みを一緒にはじめましょう!そのために各地で地道な活動や学習を重ねていきましょう。
ということで?直前のお知らせになってしまいますが、13日舞鶴市、篠山市、15日神戸市六甲での講演予定をお伝えします。
舞鶴では、原発災害と食の話を一緒にします!
こういう組み合わせは初めてのことなのですが、僕は災害対策が緊急時の備えなら、食の問題は普段からの備えでもあると思います。
いや、放射能だけでなく、さまざまな化学物質など、身体に悪いものが蔓延してしまっている今の世の中と向かい合っていくために、食のことを問い直し続けて行くことはとても大事です。
と、同時に、食は私たちが生きる上での最も大きな楽しみの一つでもあります。私たちは生きるために食べるわけですが、一方で、生きることとはおいしく食べることでもあります。
美味しく食べるときのために私たちは生きてもおり、その生をより充実させていくためにもまた、私たちは美味しいものを食べるのです。
美味しいものを食べるためなのか、よりよく生きるためなのか、なんだかどんどんこんぐらがってきますが、そんな問いの場にふさわしい設定を、舞鶴の方たちが作ってくれています。
「ふくねこマルシェ」という試みです。僕もとても楽しみです。原子力防災とともに、食に関する知識を得たいという方だけでなく、食いしん坊の方、ぜひお集まりください!!
篠山での試みは、この間の、篠山市の原子力災害対策の取り組みの中の一環です。
これまでは、災害対策の方に焦点をおいて話してきたので、今回はより放射能とは何か、放射線障害とは何かに力点をおいてお話し、少しだけ、ではどうしたらいいのかという点でやはり食のことに触れようと思います。
神戸市六甲では子どもと大人と一緒になって考える集いです。
もともと、びわこ123キャンプで、子どもたちにお話し、子どもたちと一緒に考えてきた内容です。
何をどうやって食べることが大切か。子どもが分かるようにお話しします。といっても、子どもは大人よりも頭が柔軟で、吸収力が高く、理解力もずっと高かったりするのですが・・・。
難しい言葉を使わないで話す、食べ物の話!と考えていただければ良いかと思います。
それぞれの会場のお近くのみなさま。ぜひお集まりください!
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2月13日 舞鶴市
守田敏也さんと「食と防災ぶっちゃけ座談会」&ふくねこマルシェ@西方寺ふれあい会館
https://www.facebook.com/events/1436858033215029/?ref=2&ref_dashboard_filter=upcoming
チラシはこちらから。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=377834102358449&set=pcb.1439269286307237&type=1&theater
もしも大災害が起きたときのこと。いつも食べている食べ物のこと。
気になっていた、あれこれを、おいしいランチを食べながら、守田さんと話してみましょう。
日時 2月13日(木)ふくねこマルシェ 10時-15時 座談会 10時半-13時(お食事会12時~)
場所 西方寺ふれあい会館
主催 ふくねこ会(北近畿の5人くらいのメンバーではじめたちっちゃいグループです。非団体、非政党ですー。)
「ご予約・連絡先」
〇添田光子 080-3033-7479 gracegarden@ezweb.ne.jp
(LINE,facebook「添田光子」でもOK)
〇田中ユウジ 090-4560-8560 sikemokcamera@i.softbank.jp
(LINE,facebook「yujitanaka」でもOK)
【このイベントの主旨】-------------
災害に強い地元をつくる!北近畿は原発からめっちゃ近いから、原発事故のこわさをちゃんと知っておく!
放射能とか遺伝子組み換えとか、添加物・・・・え?砂糖ってダメ?牛乳も飲まないほうがいいの?・・・・
私たちが生きるために不可欠な「食べ物」のことで、みなさんが気になってることを、体にやさしいおいしいご飯を食べながら、ぶっちゃけて話し合う!
ふくねこマルシェ(福が根っこを張るの意)と称する手作り市を開きます!
このマルシェは、地元の安心して食べれるものや、ごはんやさん、すこやかに暮らすための身の回りのモノをつくる作家さんを紹介し、広めたり、交流したりする場をつくって、そういう方々の活躍の場をひろげていただけるようにしたいという思いで開くことにしました!
【お食事会のメニュー】-------------
※2月10日までに要予約です!少しの変更や追加なら前日までOKな場合もあります。
・舞鶴瀬崎のたフォンディンさんのタイカレー 600円
http://fondin.jugem.jp/
・舞鶴弁当さんの特製お弁当 600円
http://mai-ben.com/
【ふくねこマルシェ出店リスト】
まだ未確定なお店もありますが、今のところ決定しているお店は次の通りです♪
〇フォンディン (ランチのタイカレー。(予約制)ケーキ&コーヒー)
〇舞鶴弁当 特製お弁当(予約制)
〇みゆきてれつ(絵の展示)
〇苔柿窯(かぶちゃんの陶器)
〇gracegarden(ジャムソース、ビネガー、エゴマ油)
〇吉田洋裁(防災頭巾)
〇moterhemp(ヘンプ&フェザーアクセサリー)
〇オーガニックのトムテ(西方寺の定方さんのいろいろお餅)
〇sun△sun(上林の山本スナヲさんのオーガニックな衣類)
〇ぼっかって(志賀郷のあきくん&まゆかちゃんのお菓子と飲み物)
〇アサノワ(橋本のりちゃんの草木染めヘンプソックス)
〇防災リュック展示会
〇防災や食にまつわるオススメな書籍など
〇防災、原発事故などの資料展示
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2月13日 篠山市
原子力発電所で災害が起これば、篠山市はどうなるんだろう
篠山市民原子力防災学習会
福島原発では何が起きたのか。そして福島原発の今は、どうなっているのか。
篠山市においても原子力災害に備えるために、どのようなことが必要なのか。
原子力災害の特徴を知り、災害に備えましょう。
1、篠山市からの報告(19:30~19:50)
「篠山市の原子力防災対策」 市民生活部市民安全課
2、講演(19:50~21:00)
「原子力災害の特徴を知って、防災対策を考える」
守田敏也 フリージャーナリスト
平成26年2月13日(木)
篠山市丹南健康福祉センター
入場料無料
申込先 篠山市市民生活部市民安全課
電話 079‐552‐1116
FAX 079‐554‐2332
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2月15日 神戸市六甲
たべものについてかんがえよう①
= 守田敏也さんと子どもたちと大人たちで考える集い =
『何をどうやって食べることが大切か』
私たちの身体って何でできている?きちんと考えたことはありますか?
一つ一つの細胞を創って、肉を創って、血を創って、骨を創ってくれているのは、毎日 毎日口にする食べ物。みんなの身体の元気の源です。
いいものをバランスよく食べることは簡単なようでそうではありません。
スーパーに行けばたくさん並んでいる食べ物。
でも、よく見ると農薬で汚染されていたり、添加物がいっぱい入っていたり、福島の原発 事故の後は内部被ばくのことを心配しなければいけなかったり。
何をどうやって食べることが大切か、子どもも大人も守田さんのお話をきいて、一緒にみんなでお話して、食べ物について考える時間をもってみませんか。
日 時: 2/15(土) 14:00~
場 所: 六甲学童保育所 「どんぐりくらぶ」
参加費: 無料
主 催: どんぐりクラブ・カシークラブ
定 員: 50名
※託児サービスはありませんが2階にプレイスペースがあります。
守田敏也(もりたとしや)さん:1959年生まれ。京都市在住
2012年秋に篠山氏原子力防災対策委員会委員に就任。同志社大学社会的共通資本研究センター
客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続け、社会的共通資本に関する研究を進めている。
原発関係の著作に、『内部被曝』(矢ケ崎克馬氏との共著、岩波ブックレット2012年)がある。
雑誌『世界』などで、肥田舜太郎医師へのインタビューを行ったり、福島第一原発事故での市民の取り組みや内部被曝問題についての取材報告をして話題になっている。
東日本大震災以降、インターネットではブログ「明日に向けて」で発信を続けている。
参考「明日に向けて」
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011
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