守田です(20220810 23:30)
● 背中に拍手が迫ってきた・・
長崎市のホテルからです。昨日9日はナガサキの日。すべての犠牲になられた方に哀悼の意を捧げます。今も苦しむみなさまにお見舞い申し上げます。
昨日、「被爆77年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参加してきました。
長崎市から送られてきた「整理券」を手に、式典会場に9時40分過ぎに着きました。
平和公園は長い階段(エスカレーター)を上がったところにあります。そこでしばし待って、検温と荷物チェックを受けました。
会場には非常に大きなテントが設営されていました。水と凍らせたハンドタオルが配られていました。
席は思ったよりもかなり前。最前列から28番目のイスで、式次第が置かれていました。
式典は10時40分開始。被爆者の合唱、開式、原爆死没者名奉安、式辞、献水、献花、黙とう、長崎平和宣言、平和への誓い、児童合唱、来賓挨拶、合唱、閉式と進みました。
やはり式典現場にいると感じ方が大きく違う。長崎で被爆された方、亡くなられた方への思いが心の底から溢れ、体中に行き渡ることを感じました。
また、広島とともに、こうやって暑い最中に、会場に駆けつけ続けてきた被爆者をはじめ、多くのみなさんの思いにも直に触れることができたように思いました。
合唱から始まり、一つ一つの発言や、行いのたびに割れるような拍手が起こり、僕の位置からは背中にすごい力で迫ってくる。それも感動的でした。
● 長崎にもっともっと応えたい
今回、式典に参加しながら一番、思ったことは、長崎の苦悩、そして奮闘にもっともっと応えていきたいということです。
僕は広島にはもう何度も通っており、たくさんのことを学び続けています。それでも足りないことが多いですが、長崎はやっと2度目の訪問。多くを知らなさすぎ申し訳ない。
爆心地 長崎では「原爆落下中心地」と呼称されている
日米両政府は広島とともにこの長崎でもまた、原爆の被害をものすごく軽く扱い、被爆者を二重、三重に圧迫してきました。
そもそもたくさんの方たちが、政府によって「被爆者」と認められず、援護を受けていません。昨年、広島高裁で勝ち取られた黒い雨訴訟の成果も長崎では無視されている。
これらについて京都に戻ってからきちんと発信しますが、とにかく理不尽な切り捨てが今も横行しています。
平和公園には各国から送られたさまざまな像が
この現状に対し、自分自身の原爆と被爆の問題への認識を、大きく更新し、成長させることの中で関わっていきたい。
そんな新たな決意を自分自身の中に作り出すことができた式典参加でした・・・。
「ソヴィエト社会主義共和国連邦」から寄贈された像も
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