守田です(20190718 05:30)
ニューメキシコの旅を続けています。たったいまはニューメキシコ南東部、メキシコ国境やテキサス州との境の近くにいます。
近くにある重要な核施設の取材に来ました。すごい長いドライブで明日の朝、施設に向かいます。
そんな状態ですが再び選挙について発言します。今日は創価学会のみなさんに訴えたいです。
● 戦争を鋭く批判する小説が日米戦争後に編み出された
今回はみなさんにある小説を紹介をしたいと思います。冒頭の書き出しをお読みください。
***
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
だが、その戦争はまだ、つづいていた。
愚かな指導者たちに、率いられた国民もまた、まことに哀れである。
人びとは、八年に及ぶ戦火に、親を失い、子を失っても、その苦しみに耐えてきた。
しかし、一九四五年(昭和二十年)七月ごろには、いつ米軍が本土に上陸するかわからないという重苦しい空気が、人びとの心を締めつけていた。
***
小説は主人公の男性が豊多摩(中野)刑務所から出所するところから始まります。迎えにきた家族に空襲被害を尋ねながら男性は歩きます。
繰り返し燃やされ、殺され続けた東京の状況が彷彿としてきます。
日付は7月3日。トリニティサイトの核実験が行われる2週間弱前。原爆投下から1月弱前のことでした。
この小説の名をご存知でしょうか。おそらく繰り返し読まれた方もたくさんおられると思います。いや「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」というこの言葉を人生の指針にされてきた方とおられるに違いありません。
小説の名は『人間革命』、書かれたのは池田大作さんでした。主人公は創価学会の創始者で獄中死した牧口常三郎氏とともに「宗教革命」の道を歩んできた戸田城聖氏でした。
● 創価学会のみなさん。平和の道に戻ってください!
もう僕の言わんとすることを多くの方はお分かりのことと思います。小見出しに書いた通りです。創価学会のみなさん。平和の道に戻ってください!
みなさんが誰よりも戦争を憎み、平和を愛してきたこと、そのことは『人間革命』を少し読んだだけでもわかります。
しかしそれならば、もはや安倍政権を支えていてはいけない!安倍首相はあの戦争への反省を全くしていません。
だからこそ繰り返し憲法を変えようとしているのです。
今回の選挙でもみなさんはそんな安倍政権を支える自民党の議員に票を投じるのでしょうか。
それはあまりに『人間革命』のこの書き出しに反してるのではないでしょうか。
それだけではありません。安倍政権は今年5月のトランプ大統領との会談の際、空母化を進めている自衛艦「かが」に彼と一緒に乗り込み、日米両軍の前でスピーチしました。
この後、トランプ大統領は「日米安保には不満だ」「日本にはアメリカを守る義務はない」「このことは晋三に6ヶ月も話している」と述べました。
また5月の会談の際に、今回の選挙の後に「アメリカにとっていいことが明らかにされる」とまで言っています。
これらから考えると、安倍首相はますますアメリカ軍と自衛隊を一体化させることを進めようとしているのは間違いありません。
みなさん。そんな議員たちをもうみなさんの票で支えてはいけません。
ぜひ以下の言葉の元に戻ってください。
そして今回だけは自民党に投票しないでください。
あなたの良心に基づいて戦争に反対している人々を支持してください。
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
原爆を製造しその後も様々な戦争を強烈に推進してきた施設ひしめくアメリカ・ニューメキシコより
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます