いわき駅からバスに乗車。25分ほどで白水(しらみず)阿弥陀堂に到着。阿弥陀堂は国宝である。この近辺で観光スポットといえば、ここしかない。
岩城国守に平泉の藤原氏から嫁入りした徳姫が建立したものである。いわき市は平泉と関連が深い。現在でも、いわき駅のある地区は「平地区」と呼ばれ、この白水阿弥陀堂がある地区は「泉地区」と呼ばれている。平泉から由来する。
JR常磐線にも泉駅があるね。ちなみに、白水阿弥陀堂は泉駅から行く方が近く便利である。
白水阿弥陀堂と呼ばれているが、「白水」の由来は「泉」の字を上下に分けると、「白」と「水」になるからである。
拝観料を払い、朱印帖を預けて、阿弥陀堂へ向う。
完璧な均衡美の阿弥陀堂で、国宝に指定されているのは無理がない。
建立されたのは1160年。平安末期である。
堂内は、かなり風化していた。建立当時は浄土を表す極彩色のお堂だったが、ほんの一部だけ復元されていた。
周囲は浄土庭園で、こちらは復元されたものである。
庭園をまわる。
紅葉の季節はなお素晴らしいだろう。
<御朱印>「願成寺」(がんじょうじ)とは阿弥陀堂のある寺院名である。本堂は阿弥陀堂を出て、少し歩いたところにある。ほとんどの人は無関心で、阿弥陀堂だけを見て帰ってしまう。