元旦に、突然届いた荷物。
日が経つにつれ、膨れ上がってきた。
中から出てきた物は……人形だった。
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娘の詰る声に、慌てて答えた。
「いやいや、一人さ。
お客さんがな、来てたような…夢だったかな…」
確かに考えてみれば、変なことばかりだった。
ありえないことばかりだった。
夢だとしたら、確かに納得がいく。
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さあ、意気揚々とホテルを出ました。
右に曲がって、ホテルのカフェを横目に颯爽と歩きました。
お客さんは、まばら…というより、誰もいません。
時間は、九時を少し回ったところでしょうか。
ホテルから凱旋門まで、どの位でしょうか。
距離は分かりませんが、時間としては…十分、十五分、その位でしょうか。 . . . 本文を読む