長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~(一) スピードを落としませんか 2014-09-16 11:00:36 | 小説 “スピードを落としませんか、危ないですよ” 彼がそのことを麗子に告げたとしても、受け入れる麗子ではない。 更にアクセルを踏み込むだろう。 “いいさ、その時はその時だ” そう考えると、不思議に彼の心は落ち着いた。 “全てを麗子さんに任せよう” . . . 本文を読む