長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) 時間は、五時五十分。 2014-09-01 08:36:15 | 小説 「明日の夜、『愛』という喫茶店に来て! 時間は、五時五十分。遅れたりしたら、私帰るから」 極めて事務的な、命令調の言葉だった。 「どうして、五時五十分なんですか?」 彼は、おずおずと聞き返した。 . . . 本文を読む