ごめんね…… (三) 2017-12-19 09:15:47 | 小説 一人取り残された私は、人ごみをかき分けてまで追いかける気にならずに、傍らの玉垣に腰をかけた。 「あゝ、悪いんだ。罰が当たるよ!」 りんご飴を、さも愛おしそうに舐めながら、彼女が戻ってきた。 「ねえ。あっちにね、お化け屋敷があるの。入ってみない?」 . . . 本文を読む