わたしはここに告白いたします。
父と娘のあいだの愛の哀しさを、どうしても告白せずにはいられないのです。ここにおいでの殆どの方々が、おぞましさを感じられることでしょう。が、わたしにしてみれば恐ろしいことながらも、快楽でした。無上の歓びと申しましても過言ではありますまい。
わたしは十有余年の間というもの、告白の機会をうかがいつつ、今日まで口をつぐんできたのでございます、はい。娘の命日であるきょうの . . . 本文を読む
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