昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (六十六)

2010-08-17 22:42:16 | 小説
すみません!
退屈ですか?

そうですよね、
皆さんには関係のないことですものね。

そんなことよりも、
千佳の夢のことですか?

勘弁してくださいよ、
あの話は。
分かりました、
分かりましたよ。

その代わり、
絶対内緒にしてくださいよ。
どうもあの夢以来、
千佳の顔をまともに見れないんですから。

今朝にしても、
味なんかサッパリ分かりません。
唯々、
流し込んだだけです。

千佳は、
いつも通り
何やかやと話しかけてくるんですが、
生返事だけでした。

怒り出しました、
最後には。
「食事の支度なんか、
もうしないから!」

もう平謝りです。
テーブルに頭をこすり付けて、
謝りまくりました。

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