きのうの出来事 （毎日が日曜日？ いえいえ……）

ことし（令和5年）3月31日をもって派遣契約完了とともに、完全リタイアすることとしました。
というより「させられました」でかな？
うーん。中学卒業とともに働きはじめましたから、ざっと５８年ですかねえ。
本音で言えば、あと２年がばって６０年という区切りのいいところで、と考えていたのですが。
誤解しないでくださいね。
「させられました」というのは、会社都合ではなく自己都合――いやすこしちがうか。
「自身の状況都合」とした方が正解でしょう。

わかりにくいですよね。ことしの１月上旬に、７６歳の兄を亡くしました。
亡父の８８歳を考えると早い気もしますが、まあねえ。
「長い間、おつかれさまでした」。そう声をかけましたけど。
昨年の暮れに最後の別れをしたのですが、いわゆる昏睡状態で、会話することはありませんでした。
痩せ細っていまして、といってもずっと痩身ではあったのですが。
きれいな顔、というかおだやかな表情でした。
わたしも、穏やかな顔で逝きたいと思いますが。

やっぱりねえ、こたえていたんでしょうね、わたしも。
２月に入ってから体調を崩してしまい、会社も休みがちでした。
そうなると会社としても、７３歳という高齢であることと心疾患をわずらっているというハンディ。
それらを勘案すると「大丈夫ですか？」となりますわな。
４月からの継続について考えている節が感じられましたし、わたし自身も弱気になっていましたので、終了を決断しました。
ひと月経ったいまとなっては、「早まったかな」という気持ちもなきにしもあらずですが、もういいでしょう。
ということで、現在「まいにちが休み」です。

ならば、「毎日が日曜日」ですよね。違うんです、ちがうんです、それが。
もちろん毎日ぶらぶらしています。平日に整形外科にかよって、腰の痛みに対するリハビリを受けてはいますが。
大体、行き帰りをふくめて、１時間ちょいでしょうか。ほとんど待ち時間がありませんから。
アパートに戻ったら、テレビかインターネットですわ。
でもでも、なんだか感覚がね、「まいにちが金曜日」なんですよ。
退屈だとかなんだとか、そんなはなしを聞いていましたが、一日が終わるとですね、「あしたは休みか」となるわけです。
あしたも、ではなく、あしたは、です。
金曜日の夜に感じた、嬉しいという感覚がわいてくるんです。