昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム 黎明編 (ゆきのふるよるに)

2023-05-05 08:00:29 | 

ゆきのふるよるは
はやくねてしまうのがもったいなくて
ふるいけいとを ひざにだいて
なにか やさしいものを
あみたくなるのです

…… ……
まどべで ヒソヒソ
おしゃべりしてるのは だれ?
しろいかさをさして ひがしのくにから
やってきた コビトさんたち ……

みんなのふかいねむりのなかへ
そっと しのびこんで
はるのおとずれをつげて まわります
どんなにかたいこころのとびらも
たやすくとかしてしまいます

ねえ コビトさんたち
いっしょうのおねがいよ
ひとばんだけでいいの わたしにも
そのしろいかさを かしてちょうだいな
そしたら そしたら ……

あの人がねむるまどべに 
おともなくまいおりて
ひとばんぢゅう 
あのひとのゆめを
もまってあげたいの ……


=背景と解説=

らしくないですか?
でしょうね。確かに、らしくないです。
種明かしをしますと、二人の合作なんです。
カコが作ったポエムに、わたしが継ぎ足したのです。
オールひらがなにしてみたり、少し言葉を換えたりもしました。
ですが実を言うと、このことをカコは知りません。
そもそもが、こんなブログを起ち上げていることすら知らないはずですから。
あ、そうか。カコって、だれ? ですね。
その昔、中学時代にペンフレンドになった女の子です。
ペンフレンドって、わかります? いまでいえば、メル友ですかね。
文通相手だったんですが、なんとなんと、中・高とつづき、途中に中断があって、
彼女が女子大生となり、また復活して、卒業を待たずして、終わりました。

気になる方がいらっしゃったら、[ やせっぽちの愛 ]にお出でください。
で、{ 慟哭 }に入ってもらって、(告白)のkako編へどうぞ。

 

*突然ですが、諸般の事情により、次回は5月8日(月)に変更します。 



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