昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百二十八)

2010-12-31 00:00:12 | 小説
「嘘だって、
思ってるでしょ?
だけど、
これがホントなんだなぁ。
えりの親友の、
美佐っチから聞いたんだから。」
黙りこくってたら、
千佳の奴、
怒るんです。
「聞いてるの?
お兄ちゃん!」
「あぁ、
聞いてるよ。
どういう経緯なんだ?
兄がらみなんてのは。」
正直のところ、
どうでも良いんです。
皆さんはどうか知りませんが、
今の僕は美里のことで頭がいっぱいなんですから。

「なんでもね、
借金のカタらしいのよね。
それもさ、
テレビゲームでのよ。
そんなのって、
アリなの?
信じらんない!」
唖然としました、
実際。
ひと昔前じゃあるまいし、
今どき借金のカタなんて。
まぁねぇ、
テレビゲームを
賭けの対象にすること自体が、
ねえ・・。
「ねっ、ねっ、ひどいでしょ!」
言葉の割には、
顔が笑ってるんです。
どうも、
リアリティに欠けるんですよね。

「えりもねぇ・・。
少し考えれば、
おかしいなって気が付きそうなものよねぇ。
いくらお兄ちゃんからの連絡とは言えさ、
ホテルに出かけるなんて。」
「おぃ、
ちょっと待て。
ホテルだ?
そんなの、
おかしいぜ、
絶対に。
作り話じゃないのか?」
千佳の奴、
かつがれてるんじゃないですかねえ。
どう思います、
皆さんは。
「作り話じゃ、
ないもん!
プチ家出でさ、
ホテルを転々としてたんだって。
えりじゃないょ、
お兄ちゃんの方がよ。」


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