昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

シビアに、いただきました

2013-10-26 18:39:39 | よもやま話
本日は、「文芸長良の会」の集まりがありました。

週初めは台風の接近で流れるのでは…と心配しましたが、東海地方からは大きく外れてくれたので、助かりました。
被害に遭われた方、その地区の方、ごめんなさい。

今日は集まりが悪くて、七人でした。残念!

といのも、初めてのわたしの作品の合評です。
三品は、このブログにも掲載しました「愛・地獄変」でした。

中身はと言いますと、色々と指摘されました。
特に女性陣には不評でした。

江戸川乱歩作「人間椅子」に感じたというご意見がありました。
梅村正夫の娘に対する妄想やら行為が、通じるとの指摘でした。
また、語り手が二人では分かりづらさを感じる読者が出るのでは? との指摘。

設定の問題もありました。
実際のところ、法事の席においてこのようなことはありえないと。
他人は決して入り込めないものだ、と。

わたしとしては、そういう傍若無人な男として、梅村正夫を描いたつもりなのですが。

表記方法での指摘がありました。
わたし自身がいつも悩むことですが、小文字の使用についてです。

あぁ、えぇ、うわあぁぁ等、台詞の中なら許されるけれども。という指摘でした。

個性かも知れぬが、という前置きで、? ! が多用されている。
接続詞においても、文頭に「と、」「で、」「が実は」等がありね少し気になるという指摘がありました。

お医者さまの話で、認知症にかかった人はこれ程に長くは語れないでしょうという指摘が。
ここをつかれると、正直辛いです。

一人の方は、ラストの妙子の出現でドタバタ喜劇になってしまった観があると残念がられました。
法事に出席していた私、もしくは出席者とのあつれきを描いて、ぷいと居なくなる方法もあるのでは…ということでした。

これについては、今のラストで良いという意見もありましたが。

最期に、時代背景の説明不足ーエピソード毎に本人の年齢なり社会事象を書き込むなりすると、作品に品格がでるだろうにともいただきました。

総じて、男性陣は肯定的でしたが女性陣には不評でした。
正夫の人間性が、やはり認められないようでした。

卑屈でいやらしい正夫が、惚れに惚れぬいた小夜子への恋慕の情を描きたかったという説明で、やっと納得していただけたようです。

なんにしても、シビアな指摘やら意見を受けて、以降の作品をしっかりと。


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