昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ボストン美術館と名古屋市博物館巡り (ルノワールの時代展)

2016-08-25 09:09:44 | 美術展・博物館

レルミット作 小麦畑(昼の休憩)

積み上げられた干し草のとなりで夫婦らしき二人がひと休みしている。
母親であろう女性に、幼い少女が声をかけている。

手に水筒を持ち少し小首をかしげているが、なにかおねだりでもしているのだろうか。
家で待つ祖母か祖父におねだりをしたところ、「お母さんに聞いてみなさい」とでも言われたのだろう。

それとも水筒を忘れた二人に対して、お駄賃をせがんでいるのか? 
父親は優しいまなざしを注いでいるが、母親の表情が固く見える。

そういえば、少女もまた、拗ねた顔のように見える。
はてさて、この勝負、どちらの勝ちでおわるのやら…。

背景の明るい空がまぶしく見える。


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