昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム・ポエム・ポエム ~正午編~ =愛しき君=

2019-02-15 08:00:11 | 
灰色が雲に、我見たり!
背筋も凍るが如くに
白き太陽

紫陽花の雨に打たれしその後で 花は咲きにけり
花が言葉の切なさよ
愛しき君は 涙をこぼす

飛び交う蝶にも 心はあらむ
蜜を吸われし 花とても
やむごとなき愛する人への 想いぞ哀しき

地に住む虫は数あれど中でも弱き 汝は蛙なりや
蛇に飲まれる それが為
短き生命ちを 花咲かす

“いかばかり 恋しくありけむ 我が背子よ”

口に出ししぞ 愛しかりける
吾が幸せは ひとつなる
閉じし瞼のその裏の 浮かびし君と語るとき


                                        
=背景と解説=

久しぶりの文語体です。
なんだか、文語体にするとロマンを感じません?

そう思うのは、わたしだけですかねえ。
文語の単語も使って、いじらしいじゃありませんか。
多分、授業で習った単語を、必死の思いで使ったのだと思います。

もちろんのこと、このポエムを、せっせと
彼女に贈るわけですよ。
奉仕しているんですよ、一生懸命に。

もっともね、後になって考えてみると、これらってやり過ぎたかも? です。

…… くすん!


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