昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ブルーまぁだらぁ 蒼い友情 七

2010-02-24 18:38:18 | 小説
そんな新一の言葉に、私は黙した。
独善的な新一に反論は許されない。
一の反論に対して、十の再反論が返ってくるのが常だ。
私が黙りこくると、新一は満足げに頷く。
正直癪に障るが、
新一と口論しても始まらないと、私がいつも矛を収めてしまっている。

相反する意見の二人の間に、友情というものは存在し得るのだろうか。
果たして同一行動を取る二人だからと、友情が存在しているのだろうか。
私と新一のような従属的関係でも、それは友情と呼べるのだろうか。

私は新一が好きだ、尊敬もしている。
新一もまた、私が好きだと言ってくれる。

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