昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (十九)

2010-05-27 18:10:07 | 小説
(真面目なんだ)

「あら、あら。
それも、初めて?
へぇー、真面目なんだ。」

僕の隣に座ったマリアちゃん、
ケタケタ笑うんです。
笑いながら、
僕のおちんちんを触るんです。
どうだった?
ですって・・
そりゃあ、
気持ち良かったです。

思わず、
目をつぶっちゃいました。
何せ、初めてのことでしたから。

「ねぇ、お名前は?」
「は、はい。
悟って、言います。」

耳元で囁かれて、
もう夢見心地でした。
はあぁ・・

「どうしたの?
震えてるじゃない
恐い・・んじゃ、
ないよね。
うん、もう可愛い!」

マリアちゃんの両手が、
僕の顔をはさむんです。
んでもって、
チュッ!

へへ・・、
ファーストキスでした。
そんな、
驚かないでくださいよ。

恥ずかしい話ですが、
女の子とのデートの経験が無いんです。
工業系の高校だったんで、
男ばかりでしたし。

姉妹校というのかな、
女子高が隣に有るにはあったんですが。

同級生なんかは、
結構ナンパしてたみたいです。
でも、
僕はサッパリでした。

地味な男だったですからね。
硬派ぶって、
誤魔化してました。
気が合う級友なんかと、
愚痴りあってました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿