はじめてのこと。
夢のなかでの地震なんて。
大きな建物じゃなくて、でも大きな部屋にいて。
突然に床が割れて、その床に必死にしがみついて。
それでどんどん人が落ちていく。
それで……、……、思い出せない。
そう、前の日のこと。
たくさんの人が捕らえられて――なにに? 異星人?
なにかのなかに閉じ込められてしまう。
大きな揺れがあって、床が割れて、地下のような洞窟のなかに落ちていく。
ゆめ、突拍子もない夢のはなしです。
義勇兵の募集がはじまり、ひとりふたりと応じて、そしてわたしも手を上げて前に出る。
塔のようなものの中に入り、暗いなかを一歩一歩下っていく。いや、登ってる。
壁伝いのらせん階段を、ひとりひとり登っていく。
幅のせまい階段を、大きな塔の端っこの階段をのぼっていく。
突然のこと。
田舎風の部屋があり、
「トイレに行きたい人、どうぞいっしょに!」と、叫ぶわたしがいて。
そしてそのトイレは、少しはなれた外の場所にあり、そうだ! ドボンと教えられたトイレだった。
水洗ではない、昔々の、ドボンと音のする、厠だ。
入った? いやはいってない。見ただけだ。
で? どうなった? それから? みんなは?
……、わからない。
それで終わり? ……思い出せない。
ことし最後のゆめ。
それでは、佳いお年を。
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