昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (四十四)

2010-06-27 13:15:47 | 小説
どうも、悟です。

ひどいっスよ、
皆さん。
誰かは分かりませんが、
千佳に話したでしょ!

男の情けは、
ないんスかぁ・・
もう、
ネチネチとやられました。

「お兄ちゃん!
千佳に謝ること、
ないの!
まったく、
信じらんない!
千佳は妹でしょ!」

「な、
なんのことだよ!」
「しらばっくれないで!
千佳が寝てるのをいいことに!
目をつむってただけだよ、
千佳わぁ!」

「い、いゃ、
・・あ、
あれはだな・・」
「どういうつもりなの!」

「どうもこうも・・、
手が滑ったんだ、
わざとじゃないって・・」
「うそっ!」
「ごめん!」

えっ?!
誰も、
話してないんスか?
・・・、
おかしいなあ・・。

カマを掛けられた?・・
しかしなぁ、
寝てたことは、
間違いないんだよなぁ。

でも、
確信のある言い方だったし。
ま、待てよ。
そう言えば、
おっぱいに触ったとは言わなかったぞ。

しまった、
とぼければ良かったんだ。
あ~ぁ、
又たかられたか。
半泣きするんだもんな、
千佳の奴。

「CD買って!
一枚?
そんなに安くないわよ、
千佳は。
三枚買って!」

約束させられたんです、
今度の給料が出たら、
って。
ちょ、
ちょっと待ってください。
そんな脅かさないでください。

分かりましたよ、
この間のソープのことですね?
話しますよ、
話しますから、
内緒にしてください。

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