=Existence Value=
”Existence Value”ということを意識しはじめたのは、高一の後半だったろうか?
頂点は、高二の夏休みと思う。
そのころ某大学内において、ガン細胞を植え付けたハツカネズミどもの世話(バイト)をしていた。
「くれぐれも気をつけて!」と、毎日のように言われていた。
わたしを気遣ってのことではない。
ネズミの世話で手を抜くな、ということである。
臨床的に大事なことである。ガン治療の為に大切なのである。
ネズミといえども、生き物である。
教授は、いつも手を合わせているとのことだった。
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