昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (十三)

2010-05-16 12:05:43 | 小説
(親父の愚痴)

どうも、悟です。
えぇっと、
今までに・・
五回・・いや六回かな?
転職しました。

どうですかね、
多いですかね?
僕のダチの中では
少ない方じゃないかな。
みんな結構、
あちこちでバイトしてますから。

僕の場合どっちかというと、
肉体労働が多かったですね。
高校時代にバイトしてた、
ガソリンスタンドに始まって。

卒業したら辞めるつもりだったんですよ。
何せ外ばっかりですから、
寒いし暑いし。

でも結局はどこにも就職できずに、
そのまま続けました。
一年位ですかね。

辞めた理由ですか?
飽きたんですよ、
嫌になったんです。
まぁ時給が上がってれば、
続けたかも知れませんけどね。

でそれから、
半年位ブラブラしてました。
親父は、
ブツブツ言ってましたけどね。

「辛抱が、足りん!
社会というものは、
そんな甘い考えは通用しないんだ。
もう少し辛抱すれば、
正社員として雇って貰えたかもしれんのだぞ。

それにしてもだ、
いつ迄遊んでるつもりだ。
夜遅くまで起きてて、
昼過ぎらしいじゃないか、
布団から出てくるのは。
世間体というものが、
あるんだ。

もう少し、
自覚を持ちなさい。
お母さんだって、
ご近所にみっともないんだぞ。」

最新の画像もっと見る

コメントを投稿