久しぶりの、おばさん節を。
「父という漢字はねえ」
と、もったいぶった語り口で、始まりました。
「こう、書くだろ?」
父
「旦那が亡くなった後家さんは元気で、奥さんを失ったらがっくりするじゃない」
身振り手振りの話が始まりました。
「父のねえ、ハが旦那でさ。下の×がさ、嫁さんなわけ」
「つまり、夫を妻が支えてるわけね」
「今は、その方程式は当てはまらな…」
心内で思っただけで、口にはしません。
口を挟まれることがいやな、おばさんという種族ですから。
「でね。×が居なくなると、ハは落っこちちゃうのよ。分かるわね?」
「ほお、なるほど、なるほど」
「落ち込んじゃうわけよ」
「でもね、ハが居なくなると、×はピョン! と、跳ねるわけ!」
「そうなんですか」
「そうよ。だって、ハという重たいものが無くなるんだもの」
「なるほど!」
「父という漢字はねえ」
と、もったいぶった語り口で、始まりました。
「こう、書くだろ?」
父
「旦那が亡くなった後家さんは元気で、奥さんを失ったらがっくりするじゃない」
身振り手振りの話が始まりました。
「父のねえ、ハが旦那でさ。下の×がさ、嫁さんなわけ」
「つまり、夫を妻が支えてるわけね」
「今は、その方程式は当てはまらな…」
心内で思っただけで、口にはしません。
口を挟まれることがいやな、おばさんという種族ですから。
「でね。×が居なくなると、ハは落っこちちゃうのよ。分かるわね?」
「ほお、なるほど、なるほど」
「落ち込んじゃうわけよ」
「でもね、ハが居なくなると、×はピョン! と、跳ねるわけ!」
「そうなんですか」
「そうよ。だって、ハという重たいものが無くなるんだもの」
「なるほど!」
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