昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

昭和の恋の物語り (六)

2012-12-02 12:44:07 | 小説
(六)

角を曲がりきると、20キロに落ちている。
このままトップに行くと、加速が弱いこの車ではヨレヨレになってしまう。

ぐっとアクセルを踏み込む。
物凄い唸り音を立ててスピードがグングン伸びる。

30そして40キロ、ストップだ。
アクセルから0,5秒の素早さでブレーキに足をかけた。

平均では0,7秒らしいが、
いつも急ブレーキの練習をしている俺は、やはり早い(筈だ!)。

3ナンバーの大きな車のテールランプが点いている。
やむなくストップした。

しかし、何で止まっている? 
イライラが頂点に達した時(3秒かな? 待てるのは)、
クラクションでせっつこうとしてやめた。



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