9日(土)。わが家に来てから今日で2047日目を迎え、愛知県が新型コロナウイルスの感染者延べ495人の非公開情報を県のウェブサイトに誤って掲載した問題で、県は8日、感染者の職業や会社名に加え、感染者のつながりについて家族や同僚のほか「愛人?」などと書き込んだメモも含まれていたことを明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
こういう致命的な失態は 今回でオワリにしないと尾張名古屋の名がすたるでよ
昨日、夕食に「チキンステーキ」を作りました 今や私の定番料理の一つになりました
いま、読書のBGMに「GREAT CONDUCTORS」(偉大な指揮者たち:aura)という10枚組CDを片っ端から聴いています 次のような内容です
①ジョージ・セル:シューマン「交響曲第2番」他
②ジョン・バルビローリ:ヴォーン・ウィリアムス「交響曲第8番」他
③カレル・アンチェル:ドヴォルザーク「交響曲第9番」他
④ハンス・クナッパーツブッシュ:ベートーヴェン「交響曲第8番」他
⑤セルジュ・チェルビダッケ:シューベルト「未完成交響曲」他
⑥トーマス・ビーチャム:ベートーヴェン「交響曲第7番」他
⑦ウラディミール・デルマン:ブルックナー「交響曲第9番」
⑧ウォルフガング・サヴァリッシュ:ベートーヴェン「交響曲第4番」他
⑨ヘルマン・シェルヘン:ベートーヴェン「交響曲第5番」他
⑩ウィルヘルム・フルトヴェングラー:モーツアルト「交響曲第40番」他
すべてがライブ録音で、演奏後に拍手が入っています 昨日は5枚目まで聴きましたが、その中でダントツ1位で面白かったのは④ハンス・クナッパーツブッシュです
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)はドイツ出身の指揮者です。とくにワーグナーやブルックナーの大家として名を馳せました 1951年から1964年まで、ほぼ毎年出演したバイロイト音楽祭では主幹的指揮者を務めました 彼は大変な練習嫌いで知られていました 第2次世界大戦中の爆撃で破壊され、1955年に再建されたウィーン国立歌劇場の再開記念公演で、リヒャルト・シュトラウスの歌劇「ばらの騎士」の上演の際には、練習場所のアン・デア・ウィーン劇場で、楽員に向かって「諸君はこの作品を良く知っています。私も良く知っています。それでは何のために練習するのでしょうか?」と言って帰ってしまった、というエピソードが残されています
このCDに収録されているのは①ベートーヴェン「交響曲第8番」、②ブラームス「交響曲第2番」で、オーケストラはミュンヘン・フィル、1956年10月18日のライブ録音です クナッパーツブッシュ 68歳の時の演奏です
1曲目のベートーヴェン「交響曲第8番」は、第3楽章まではテンポも普通で順調に演奏が進みますが、第4楽章に入ると途端にペースダウンします 冒頭数小節などは ほとんど止まりそうです 指揮しながら居眠りしてしまったのか、と思うくらいです このペースで最後まで行ってしまいます
2曲目のブラームス「交響曲第2番」は、第1楽章は比較的緩やかなペースで進みますが、終盤にかけてさらにテンポが落ちます そして、この曲でも第4楽章が凄い。テンポがかなり揺れます。フィナーレは豪快です
クナッパーツブッシュと言えば、「ウィーンの休日」と題されたCD(1957年録音:LONDON)を思い出します クナッパーツブッシュがウィーン・フィルを振ってヨハン・シュトラウスのワルツやポルカを演奏しています CDの解説を今は亡きクナの崇拝者・宇野巧芳氏が書いていますが、収録された演奏を「いのちを賭けた遊び」と表現しています 実際に聴いてみるとそのことが実感できます 例えばコムザークのワルツ「バーデン娘」の演奏は、今のウィーン・フィルが演奏するウィンナ・ワルツの優雅で軽快な演奏とは180度反対側にあります 強靭なリズムと重厚な演奏に圧倒されます 指揮をしながらニヤリと笑うクナッパーツブッシュの顔が浮かぶようです