人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

君とコロナ ~ 朝日の記事から / 今日はガブリエル・フォーレ生誕の日=1845年5月12日 / クリスティアン・メルラン「オーケストラ」、加藤浩子「オペラで楽しむヨーロッパ史」を買う

2020年05月12日 07時24分17秒 | 日記

12日(火)。昨日の朝日新聞朝刊 社会面に「『コ+ロ+ナ』『君』を思う ~ 短歌投稿、共感呼ぶ」という見出しの記事が載っていました    タナカサダユキさんが作り フェイスブックに投稿した短歌「 しばらくは 離れて暮らす 『コ』と『ロ』と『ナ』  つぎ逢ふ時は『君』といふ字に 」がネット上で話題になっている、という内容です この短歌は、「君」という文字は「コ」「ロ」「ナ」から構成されていることを”発見”したタナカさんが、その発見を取り入れて短歌を作ったというものです その発見も素晴らしいですが、歌の中で『コ』と『ロ』と『ナ』がソーシャルディスタンシングをとっているところが秀逸です タナカさんはイラストレーターとのこと。パソコンやスマホで文字を打つのでなく手書きで書いているからこそ気が付いたのではないか、と気が付きました タナカさんの短歌は、身近な事柄でも注意深く見つめると意外な発見があることを教えてくれます

ということで、わが家に来てから今日で2050日目を迎え、米国のオバマ前大統領が8日、自らの政権下で働いていた人々との電話会議で、新型コロナウイルスを巡るトランプ政権の対応について、「政府が『自分にとって利益は何か』『他の人がどうなってもよい』という考え方に動かされていれば、その対応は間違いなくカオス(混沌)とした大惨事になる。特定の個人や政党と戦うのではなく、自己中心的で分断を起こし、他人を敵とみなす長期的な傾向と戦うのだ」と厳しく批判した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     世界の中心でアメリカ国民が叫ぶ  トランプ  ゴーアウト!  オバマ  カムバック!

 

         

 

昨日、夕食に「カレーライス」と「生野菜サラダ」を作りました 今回はビーフカレーですが、わが家はブロック肉ではなく細切れ肉を使っています

 

     

 

         

 

まだ読んでいない本が数冊手元にあるのですが、コロナの営業自粛により臨時休業していたジュンク堂書店池袋本店が11日に開店することが分かったので、昨日さっそくバスで池袋に向かいました 10時の開店まで少し時間があったので、書店近くの郵便局にチケット代払い戻しの封書を出しに行きました 床には1メートルおきに足のマークが描かれ、「ソーシャル・ディスタンシング」を求めていました ジュンク堂は久しぶりの開店ということもあってか、すごく混んでいて、1番から22番まであるレジには長蛇の列が「ソーシャル・ディスタンシング」をとりながら並んで順番を待っていました 巣ごもりが続く毎日、だれもが本に飢えていたのだと思います

音楽関係の本を2冊購入しました 1冊はクリスチャン・メルラン著「オーケストラ」(みすず書房)です

実は先週の木曜日、元の勤務先NPCのT専務からメールが入り、「いま 途中までこの本を読んでいるが、これまで読んだ音楽関係の書籍のなかでは最高峰と絶賛したい気持ちである」と書かれていたのです 私もこの本が2月に刊行された時に、新聞の書評を読んで大いに興味を持ったのですが、税込6,600円という超高価格に恐れおののいて手が出せなかったのです しかし、今回 N響の定期会員を継続するかどうか悩んでいる時、N響のパンフレットにチケット代=1回券 S席:8,900円、A席:7,400円と書かれているのを見て、6,600円安いじゃん 後に残るし、と思ったのです

本文だけで536ページ 訳者あとがき、付録(各国のオーケストラの紹介ほか)、索引等を含めて586ページ さて、何日で読み切るか

 

     

 

もう1冊は加藤浩子著「オペラで楽しむヨーロッパ史」(平凡社新書)です 著者はオペラに関する著作が多いことで知られていますが、新国立オペラのプログラムに寄せる解説やエッセイなどでもお馴染みです こちらは1日で読み終わるかも

 

     

 

         

 

今日はフランスの作曲家ガブリエル・フォーレの誕生日(1845年5月12日)です    9歳の時に入学したパリの古典宗教音楽学校で、1861年に教師として赴任したカミーユ・サン=サーンスにピアノと作曲を師事しました その後、教会オルガニストやピアニストとして活躍しました。1871年にはサン=サーンス、フランクらとともにフランス国民音楽協会の設立に参加しています また、1896年にはマスネの後任としてフランス国立音楽・演劇学校の作曲家教授となりましたが、彼の門弟にはモーリス・ラヴェル、ジャン・ロジェ=デュカス、ジョルジュ・エネスクらがいます 1905年にはパリ音楽院院長となり、同音楽院の改革を行うなど優れた音楽教育者としても知られています

フォーレは管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲、宗教曲、歌劇など広いジャンルにわたり作品を残しています その中でも「レクイエム」は、モーツアルト、ヴェルディの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられる彼の代表作です フォーレが1924年11月4日に肺炎のため79歳で死去した際には、長年オルガニストを務めたマドレーヌ教会で、この「レクイエム」が演奏される中、国葬が行われました

というわけで、フォーレの「レクイエム」のCDを聴きながらこのブログを書いています  ソプラノ=バーバラ・ヘンドリクス、バリトン=ホセ・ファン・ダム、ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管弦楽団のよる演奏(1985年録音:EMIレコード)です しみじみと良い演奏です

 

     

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