7日(火)。5日(日・休)午後10時過ぎにLFJラストコンサートが終わり、家に帰って風呂に入り、出てからその日に聴いた3公演についてブログを書きました さすがに1度に3公演分を書くのは難儀を極め、眠さと戦いながら「その1」と「その2」に分けてブログ・アップし終わったのは翌6日(月・休)午前2時35分でした 私の場合は、どんなに遅く就寝しても翌朝は午前6時40分に起きる習慣なので、昨日も6時40分きっかりに起きました 二度寝したら時間が無駄に過ぎていくだけです。私にとって時間は貴重です 昨日は特に予定がなく、天候も良くなかったので、家で今週聴くコンサートの予習CDを聴きながら本を読んで過ごしました
ということで、わが家に来てから今日で3402日目を迎え、米大統領選の共和党候補者指名が確実なトランプ前大統領は4日、フロリダ州の私邸で開いた献金者向けイベントで、バイデン大統領が「ゲシュタポ(ナチスドイツの秘密警察)政権」を運営していると非難した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプが「私利私欲追求・絶対服従要請」政権を運営してたのは 誰もが知ってる
4日夜に息子が単身赴任先の白石市に戻ったので、月曜から金曜までは私が夕食を作る生活に戻りました 昨夕は「バターチキンカレー」と「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました 最近はパターチキンカレーのルーが市販されているので気軽に作れます あっ、小さいお皿にのっているのは牡蠣です
パトリシア・ハイスミス著「11の物語」(ハヤカワ文庫)を読みました パトリシア・ハイスミスは1921年テキサス州フォート・ワース生まれ。父はドイツ系、母はスコットランド系だった。ニューヨークで育ち、バーナード・カレッジを卒業。1945年に雑誌に発表した「ヒロイン」で作家デビュー 1950年の「見知らぬ乗客」、1955年の「太陽がいっぱい」がいずれも映画化されたことで人気作家となった 「太陽がいっぱい」でフランス推理小説大賞を、1964年の「殺意の迷宮」で英国推理作家協会賞を受賞した 1995年死去
この本を読もうと思ったキッカケは、本書に収録されている「すっぽん」が、1月に観たヴィム・ヴェンダース監督による映画「PERFECT DAYS」に登場していて、興味を持ったからです
本署は1990年6月に「ミステリアス・プレス文庫」で刊行された作品で、次の短編11作が収録されています
「かたつむりの観察者」「恋盗人」「すっぽん」「モビールに艦隊が入港したとき」「クレイヴェリング教授の新発見」「愛の叫び」「アフトン夫人の優雅な生活」「ヒロイン」「もうひとつの橋」「野蛮人たち」「からっぽの巣箱」
私はパトリシア・ハイスミスの作品を読むのは本書が初めてですが、いずれも一度読んだら忘れられない強烈な印象を受ける作品群です 特に「すっぽん」「ヒロイン」「かたつむり観察者」「クレイヴェリング教授の新発見」「恋盗人」の5作品は、いずれも予想外の結末に驚きを禁じ得ません
「すっぽん」は、母親が料理用に生きているすっぽんを買ってくる。動く姿を見た少年は可哀そうだと思い料理しないように母親に懇願するが、母親は煮立った鍋の中にすっぽんを放り込んでしまう この時、少年の心は壊れてしまい、母親に復讐を果たす・・・という内容です 少年の行動の裏には一方的に自分の考えを押し付ける母親への反抗心がありました
デビュー作「ヒロイン」は、雇い主に気に入られたいと願うあまり、どんどん行動がエスカレートしていく若い保母の感情を掬い取っています 彼女には母親の連れ子として新しい父親と暮らさなければならなかった少女時代の暗い思い出がありました
「かたつむり観察者」は、食用かたつむりを観察しているうちに、彼らの艶めかしい振る舞いにすっかり魅了された中年男が、書斎で数多くのかたつむりを飼育するようになるが、あまりにも多くなりすぎて、かたつむりで身動きできなくなってしまうというストーリーです
「クレイヴェリング教授の新発見」は大学の動物学の教授が巨大なかたつむりの新種を求めて無人島を訪れる話ですが、著者は相当かたつむりが好きなのではないかと思ってしまいます
「恋盗人」は、若いカップルの愛の行き違い、勘違い、思い込みなどを描いた作品で、誰もが若かりし頃に抱いた感情を見事に描き出しています
本書を読み終わって、彼女の他の作品も是非読んでみたいと思いました