5日(土)。わが家に来てから434日目を迎え、リビング・ルームの迷宮界入りしたモコタロです
少しは片づけたらどうなんだよ ったくもう!
閑話休題
昨夕は「ピーマンのチーズ肉詰め焼き」に挑戦しました 料理本に焼き時間の目安が書かれていないので、焼きすぎて下のようなシラフでは直視できない無残な結果になってしまいました
幸か不幸か、昨夕は娘が外食するとのことだったので、犠牲者は私と息子の二人に限定されました
あとは、いつもの野菜サラダと、トン汁です
失敗にもめげず、来週も挑戦は続く・・・・・息子、可哀そう
も一度、閑話休題
昨夕、サントリーホールで読売日響の第553回定期演奏会を聴きました サントリーホールもクリスマス模様です
この日はオール・シベリウス・プログラムで①交響曲第5番変ホ長調、②同第6番ニ短調、③同第7番ハ長調です 指揮は1953年フィンランド生まれのオスモ・ヴァンスカです
オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスというオースドックスな態勢をとります コンマスは客員で荻原尚子という女性奏者です。小柄で、髪を後ろで束ね、黒のパンツルックといういで立ちは、指揮者・三ツ橋敬子にそっくりです
プログラム前半は交響曲第5番変ホ長調です。この曲は、今からちょうど100年前の1915年12月8日に、シベリウスの50歳を祝うコンサートで4楽章の交響曲として初演され、その後3つの楽章に改訂されたという曰くつきのシンフォニーです シベリウスの交響曲と言えば、第2番を筆頭に、第1番が人気がありますが、私はこの第5番が一番好きです
何と言っても最後の楽章の最後の6つの和音が強く印象に残る曲です
ヴァンスカの指揮は、どちらかと言えば武骨なぎこちないような指揮ですが、オケへの指示は的確です 雄大で郷愁を誘うシベリウスのシンフォニーをダイナミックに表現していきます
読響は弦も管も厚みのある演奏で指揮者に応えます。注目のフィナーレの6つの和音も的確なテンポで、感動の中で全曲を閉じました
休憩後は、最初に交響曲第6番が演奏されました。4つの楽章から成りますが、第1楽章冒頭の弦のアンサンブルは非常に美しかったです 管楽器ももちろん活躍しますが、全曲を通して感じるのは、まるでシベリウスの「弦楽セレナーデ」のような曲だ、ということです
弦楽器によるメロディーが美しいのでそういう印象を持つのかも知れません
次いで交響曲第7番=シベリウス最後の交響曲が演奏されました。単一楽章の曲ですが、テンポが大きく揺れます。この曲もメロディーが美しく、トロンボーンが大活躍します
ところで、私は常々「シベリウスの音楽に、なぜ日本人である自分が共感できるのだろうか?」と疑問に思っていたのですが、「読響11月号」に作曲家の吉松隆氏が「シベリウス生誕150周年 なぜ日本で人気があるのか」という小文を寄せています その中で彼は、
「シベリウスの後期の作品群は、文字通り『琴線に触れた』・・・・あるいは、ヨーロッパから遠く離れた極東の島国である日本と、シベリウスの祖国である北欧フィンランドが、西洋文化との距離やキリスト教に縛られない自然観および風土という点で似ているということもあるかのかも知れない」
と書いています。「そうなのかも」とも思いますが、それだけでもないような気がします でも、それが何なのかは分かりません
コンサートが終わって外に出ると、サントリーホール前のカラヤン広場にはガラス細工のクリスマスツリーが輝いていました 子どもたちにとってはクリスマス、親にとってはクルシミマスがカウント・ダウンに入りました
オノオノ方、覚悟は出来てござるか
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