16日(木)。昨夜、日テレで「リバーサルオーケストラ」第6回を観ました ストーリーの概要は次の通りです
「初音(門脇麦)の左腕も回復し、バレンタイン・ガラコンサートに向けてこれからという大事な時に、チェロ首席の玲緒(瀧内公美)が練習に現れない 団員たちの間では指揮者の朝陽(田中圭)に振られたからだという噂が立つ 初音は朝陽たちと一緒に玲緒のマンションを訪ねるが、玲緒は「合コンに行く」と出かけようとして取りつく島もない そんな中、朝陽はティンパニの藤谷(渋川清彦)を意外な場所へ誘う。一方、西さいたま市議会議員の本宮(津田健次郎)は玉響がバレンタイン・ガラに出演することを知り、またしても邪魔しようと企む また、初音の幼なじみで人気ヴァイオリニスト三島(永山絢斗)も初音を挑発する 果たして玉響のバレンタイン・ガラは成功するのか」
さて、今回のストーリーで流れたのは、チャイコフスキー「交響曲第5番」第4楽章(オープニングテーマ)、ラヴェル「ボレロ」、パッヘルベル「カノン」、ドビュッシー「月の光」、チャイコフスキー「交響曲第6番”悲愴”」より、ビゼー「カルメン」より前奏曲ほか、ムソルグスキー「展覧会の絵」より、リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」より、ブラームス「交響曲第1番」第4楽章、エルガー「エニグマ変奏曲」よりニムロッド、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」第1楽章といった曲でした 例によって清塚信也氏により巧みにアレンジされていて、演奏時間も短いので曲目の特定が困難でした しかし、6回まで観て分かったのは、オープニングテーマ以外にも何曲かが毎回のように登場していることです 門脇麦さんをはじめ俳優の皆さんも、回を重ねるごとに演奏スタイルがサマになってきたように感じます
ということで、わが家に来てから今日で2956日目を迎え、米国務省が設立した「紛争監視団」は14日、ロシアが昨年2月以降、少なくとも6000人の子どもを、ウクライナからロシアが占領するクリミア半島の再教育施設に組織的に移転させていたとする報告書を出したが、親ロシアの思想を植え付けることなどが目的とみられ、巨大な再教育ネットワークの存在を浮き彫りにしている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
拉致・誘拐して再教育とは北朝鮮と同じだ さすがは専制主義国家は行動が似ている
昨日、夕食に「茄子と鶏肉の炒めもの」「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました 「茄子と~」は、本当は鶏肉、茄子、パプリカのほかに、オクラとミョウガを入れたかったのですが、近所のスーパーには売っていなかったので諦めて、余りもののピーマンを入れました
昨日、東京芸術劇場コンサートホールで「第40回芸劇ブランチコンサート ピアノ・デュオの極み」を聴きました プログラムは①モーツアルト「2台のピアノのためのソナタ 二長調K.448」、②ブラームス「3つの間奏曲 作品117」、③同「ハイドンの主題による変奏曲 作品56b」です ピアノ演奏は有吉亮治、清水和音です
自席は1階 I 列13番、センターブロック左通路側です この日も、ウィークデーの真っ昼間にも関わらず多くの聴衆が集まりました 1時間強のコンサートで2400円は格安です
有吉亮治は東京藝大卒業後、文化庁新進芸術家海外研修生及びローム・ミュージック・ファンデーション奨学生としてジュネーヴ高等音楽院に留学 日本音楽コンクール第1位をはじめ、国内外のコンクールに入賞を果たしています
1曲目はモーツアルト「2台のピアノのためのソナタ 二長調K.448」です この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)が1781年11月23日に行われた実業家アウエルンハンマー邸の音楽会で、当家の令嬢ヨゼーファと共演するために作曲した作品です 柴田克彦氏のプログラムノートによると、ヨゼーファはモーツアルトから「うっとりするような演奏をする」と評価される一方で、「化け物のようなブス」とか「豚のよう」とか貶されていたといいます 今こんなこと言ったら間違いなく「セクハラ」で訴えられます 想像するに、村上春樹の短編小説「謝肉祭」に出てくる「僕が知り合った中でもっとも醜い女性」のような存在だったのだろうか
この曲は第1楽章「アレグロ・コン・スピーリト」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「モルト・アレグロ」の3楽章から成ります
体型がよく似た二人が登場し、清水が下手(第一ピアノ)、有吉が上手(第二ピアノ)にスタンバイし演奏に入ります 快速テンポによる疾走感溢れる演奏が展開します モーツアルトはテンポが肝心です この音楽を聴きながら、この曲は一時流行った「頭の良くなるモーツアルト」とか、「日本酒の醸造所でこの曲を聴かせると まろやかな味になる」とか言われてもてはやされた作品ではなかったか、と思いました 第2楽章では2台のピアノの会話により抒情的な音楽が繰り広げられます 第3楽章は再び快速テンポで、喜びの音楽が疾走します 爽快な演奏でした
2曲目はブラームス「3つの間奏曲 作品117」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833-1897)が1892年に保養地バート・イシュルで作曲、1893年にウィーンで初演されました 第1曲「変ホ長調:アンダンテ・モデラート」、第2曲「変ロ短調:アンダンテ・ノン・トロッポ、エ・コン・モルト・エスプレッシオーネ」、第3曲「嬰ハ短調:アンダンテ・コン・モート」です この作品は大好きで、アファナシエフのCDでよく聴いています
有吉亮治のソロで演奏に入ります。第1曲は慈愛に満ちた音楽で、つくづくブラームスはいいなあと思います 第2曲は泉が湧きあがるような曲想で開始されますが、寂寥感に満ちています 第3曲は暗く沈んだ音楽で、ブラームスの晩年の境地が現れているかのようです 有吉のピアノは一音一音がとても美しく、心に沁みました
最後の曲はブラームス「ハイドンの主題による変奏曲 作品56b」です この曲は「交響曲第1番」完成の3年前の1873年に作曲されました 主題となっているのは、ハイドンの「フェルトパルティータ(ディヴェルティメント)Hob.Ⅱー46」の第2楽章に用いられた「聖アントニーのコラール」です
有吉が下手、清水が上手にスタンバイし、演奏に入ります 曲自体がテンポ、強弱、曲想の変化が著しい変奏曲ですが、二人はピアノによる対話を通して、変幻自在にブラームスの音楽の多様性を表現しました
次回以降は座席が変わります 室内楽はやっぱり1階席がいいと思います
順調に体力回復、障害部分の回復に向かっておられる
のでしょうか…寒さ厳しい日々ですが療養にはご無理のないように養生なさってください・・・
今日、手術後初めて病院に行き、レントゲンを撮り、診療を受けてきましたが、術後の経過は順調で、異常はないとのことでした。痛みは全くありません。リハビリもありません。
そうは言うものの、無理はしないようにと心がけたいと思っています。これからも気軽にコメントいただけると嬉しいです