☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

お別れ

2015-09-18 | 日常の出来事
今年は身近な存在の方や、その方の大切な方などとのお別れが多い年だと感じています。
9年前に両家共に、大切な家族が深刻な病であることが発覚し、悲しい別れも続きましたが、その後しばらくは両家ともに家族健康で、穏やかな日々でした。が、少し前から両家共に最後の一人となってしまった祖母が深刻な病になってしまい、私の祖母は夏前に、こちらの祖母は昨日息を引き取ってしまいました。

子供達にとって、たった一人ずつ残っていた両国のひいおばあちゃん。私とダディにとっては、おばあちゃん。大戦による大変な若い時代を過ごし、4人、5人と子育てをしながら、仕事もして、家事もして、それを想像するだけで、尊敬の念を抱きます。

96歳で亡くなった私の祖母は、本当に足腰元気で、つい最近までスタスタと階段ものぼってしまう程元気でした。夏休みに会いに行くことをお互いに楽しみにしていましたが、無くなる数日前にスカイプでお話した後、意識がはっきりしなくなってしまったそうで、夏の帰省には49日の法要で訪ねる形となってしまいました。 直接会って話ができない事は寂しかったけれど、祖母のお子さん達(って、もうおじいちゃん、おばあちゃん達が多いけど。。)も、みんな健全で、孫、ひ孫大集合で40人くらい集まっていたでしょうか。 遺影に写っている祖母の顔がとっても晴れやかな表情で、こんな風に、大家族で集まっておばちゃんの話をしている事を喜んでいるような気がしました。

こちらの祖母は、80歳を少し過ぎた所でしたが、自立心がとても強く、意志がとても硬い方でした。亡くなった少し前に、食事も微量ながらいつも通り食べ、看護師さんも特に変わった様子を感じなかったのに、その後に様子を見て回ったら、亡くなっていたそうです。 私達が最後に会ったのは、日曜日。時々肩を使って大きく呼吸している様子が気になり、看護師さんにも伝え、気にしてみてみますと言ってたのが最後だったな。おばあちゃんとの最後の言葉は、帰り際の「バイバイ」。ほとんどしゃべれなくて、ちょうど食事の時間だったので、食べ物や飲み物など欲しいものを訪ねて、ほぼジェスチャーで返事をしてくれてお手伝いする感じだったのに、最後のバイバイだけは言ってくれました。

連絡を受けて、1時間後に駆けつけた時には、もうすでに体が冷たくなっていて、手を握り返してくれないのが、、わかってはいてもショックでした。

いつも子供達を連れて行くと、笑顔を見せてくれたので、なるべく時間が作れそうな時は会いに行ってました。でも、あの場所は、行くと胸がつまるというか、入居者はみんな治る見込みがないとされ、でも一人では生活ができず、最低限の医療ケアも必要で来ている方たちばかり。。今日も確かに生きている、でも明日があるかがわからない(事故を考えればこれは誰に対してもだけど)、毎日どんな気持ちでいるんだろう。。その1日をどうしたら少しでもハッピーに、気持ち穏やかに過ごせるのだろう。。何をしてあげられるだろう。。そんな事を考えさせられる場所でした。

つい先日は、向かいのベッドで寝ていた高齢の方が、2日後に行った時には、別の方に変わっていて。。。現実を目の当たりにした感じでショックだったのに、その後1週間もしないうちに、我が家のおばあちゃんまでもが息を引き取ってしまうなんてね。。。

おうちの掃除をしていた時に見つけた小さな鍵が、何の鍵なのかを次行った時に聞いてみようと思っていたんだけど、聞けなくなってしまいました。。 

私はこちらの おじいさんの事はよく知りませんが、お部屋にとっても素敵なツーショット写真が飾ってあり、病院で一人で亡くなってしまったけれど、おばあちゃんの表情から きっと おじいさんが側で見守って、迎えにきてくれたんじゃないかなって。。。そんな事を感じました。



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