小さい子達のやりとりを聞いていてよく耳にするのは「これ、(私)の!」
この「私の〜」「私の〜」のやり取りを、子供とあまり関わる機会がない人が聞いたり、その会話しか聞いていないと「子供のわがまま」と感じてしまう人もいるかもしれません。
自分のお子さんが別のお子さんの前で「私の!僕の!」と主張して、スムーズにおもちゃをシェアできないと、うちの子のわがまま。。何とかしなきゃと 自分のお子さんを我慢させちゃう人もいると思います。
でも、よく状況や話を見て聞いてみると、「私の」の一言には、いくつかの言葉や子供自身が自分で説明しきれない意志が含まれていると私は感じます。
「私のお気に入りなの。壊して欲しくないの」(だから、触らないでほしい)
「私がいま使ってるの」(だから、今は使わないでほしい)
「私が最後までやりたいの」(だから、手を出さないでほしい)
「私が今見てるの」(だから、邪魔しないでほしい)
相手側の「私の」も、相手の子を困らせようと思ってアプローチする事は滅多になく「ああ〜面白そうだな/素敵だな。。」と感じた気持ちから
「私も触って見たいな」(だから今触りたい)
「私も見て見たいな」(だから今見たい)
「私も気になるな」(だから今遊びたい) という直感的な思いが「私の」であり、そのまま行動に出てしまう。
だから、子供同士のやりとりを見ていると、例えば誰かが持ってたおもちゃや絵本が気になると「なになに?私も触って見たーい」と、別の子が持っていたおもちゃに触ろうとする。そうすると、今までそれを使っていた子は、急に別の子が自分が遊んでいた物に触って来たり、持って行こうとするので、「私のお気に入りを取られる/壊される」という直感が働き 「だめ、私の!」となり、相手も「私の!」という取り合いのような状況になるのかなって思います。
こんな時、どうしたらいいか。
私の経験上わりとうまくいくかなと感じるのが、まずは双方の気持ちに共感する。
特にまだ言葉が発達しきれていないと、上記に書いたようには自分では言えないことが多いです。
なので例えば、Aちゃんが遊んでいるパズルをBちゃんもやりたい場合
BちゃんがいきなりAちゃんから奪えば、そりゃ、Aちゃんは心の準備ができていないので怒ります。
「AちゃんがやってるパズルBちゃんもやりたいの?」と聞いて「うん」と言った場合Aちゃんにもその事を伝え
「一緒にやって見たら もっと楽しいんじゃない?」と提案して、一緒にできる時は、それでOK
でも、場合によっては、Aちゃんは、最後まで自分でやり遂げたいと思っている時もある。そういう時は「Aちゃん、Bちゃんもこれで遊びたいんだって。全部終わったら、Bちゃんにどうぞって貸してくれる?」
Bちゃんには「Bちゃんもこれで遊びたいんだよね? 今ね、Aちゃんが使ってて、最後まで自分でやりたいんだって。でもそれが終わったら、Bちゃんの番だから、少し待とうか」と言うと、Bちゃんも待てることが多く
Aちゃんは、終わると私が何も言わなくても自らBちゃんに「はい」と渡してくれて、Bちゃんには「よかったね。今度はBちゃんの番だよ。Aちゃんありがとう」と私の方で言うと、Aちゃんに「ありがとう」が言える子もいるし、スムーズに行くことが多いかな。
シェアをする事は大事だけど、「かして」と言われてすぐに「いいよ」と言える時と、言えない時が、子供なりにあるんだと思います。このすぐに言えない時の気持ちの裏にある「最後まで自分の力でやりたい」「ここはお手伝いして欲しくない」「どうしても今は自分一人でこれで遊びたい」という気持ちを考えると、それはそれで尊重してあげたないなあと思うんです。
なので「ひと段落したら〜ちゃんの番ね」という内容を子供がわかりやすい言葉で一言伝えると、子どの中でも心の準備ができるのか 少し時間がかかっても 平和的にシェアできるかなと感じます。
相手の子も「今は別の子の番。少し待ったら自分の番」という事をきちんと伝えてもらえると、小さい子でも待てる子が多いです。 そして、待てた時は、ちゃんと「待てたね」と認めてあげることも大事。
子供の性格によっては、すっかりその約束を忘れて、自分が使い終わったらポイっと そのまま放ったらかして、別の所へ行っちゃう子もいるけど、私の方で気がついた時は「終わったからAちゃんに どうぞしてきたら?」と伝えると、思い出したかのように2、3歳くらいの子でも、上手に「どうぞ」ができる子が多いと感じます
小学生くらいになれば、「私の」に含まれる部分も自分で相手に伝えられると思うけど、幼稚園生くらいまでは、子供が放った言葉に隠された意志や気持ちを 汲み取って相手に伝えてあげる事、本人にもこう思ってるんだね。相手はこう思ってるよ。だからこうしようか。と少し助言してあげると 「貸し借り」が上手にできるようになっていくように感じます。
興奮してる状況を何とかしようと、どっちかを頭ごなしに押さえつけたり、我慢させちゃうだけだと、子供の中に腑に落ちない「なんで」が残っちゃうんじゃないかな。
大人だってそうだよね。 夢中になって取り組んでる事を、いきなり中断させられたら、嫌だよね。
この「私の〜」「私の〜」のやり取りを、子供とあまり関わる機会がない人が聞いたり、その会話しか聞いていないと「子供のわがまま」と感じてしまう人もいるかもしれません。
自分のお子さんが別のお子さんの前で「私の!僕の!」と主張して、スムーズにおもちゃをシェアできないと、うちの子のわがまま。。何とかしなきゃと 自分のお子さんを我慢させちゃう人もいると思います。
でも、よく状況や話を見て聞いてみると、「私の」の一言には、いくつかの言葉や子供自身が自分で説明しきれない意志が含まれていると私は感じます。
「私のお気に入りなの。壊して欲しくないの」(だから、触らないでほしい)
「私がいま使ってるの」(だから、今は使わないでほしい)
「私が最後までやりたいの」(だから、手を出さないでほしい)
「私が今見てるの」(だから、邪魔しないでほしい)
相手側の「私の」も、相手の子を困らせようと思ってアプローチする事は滅多になく「ああ〜面白そうだな/素敵だな。。」と感じた気持ちから
「私も触って見たいな」(だから今触りたい)
「私も見て見たいな」(だから今見たい)
「私も気になるな」(だから今遊びたい) という直感的な思いが「私の」であり、そのまま行動に出てしまう。
だから、子供同士のやりとりを見ていると、例えば誰かが持ってたおもちゃや絵本が気になると「なになに?私も触って見たーい」と、別の子が持っていたおもちゃに触ろうとする。そうすると、今までそれを使っていた子は、急に別の子が自分が遊んでいた物に触って来たり、持って行こうとするので、「私のお気に入りを取られる/壊される」という直感が働き 「だめ、私の!」となり、相手も「私の!」という取り合いのような状況になるのかなって思います。
こんな時、どうしたらいいか。
私の経験上わりとうまくいくかなと感じるのが、まずは双方の気持ちに共感する。
特にまだ言葉が発達しきれていないと、上記に書いたようには自分では言えないことが多いです。
なので例えば、Aちゃんが遊んでいるパズルをBちゃんもやりたい場合
BちゃんがいきなりAちゃんから奪えば、そりゃ、Aちゃんは心の準備ができていないので怒ります。
「AちゃんがやってるパズルBちゃんもやりたいの?」と聞いて「うん」と言った場合Aちゃんにもその事を伝え
「一緒にやって見たら もっと楽しいんじゃない?」と提案して、一緒にできる時は、それでOK
でも、場合によっては、Aちゃんは、最後まで自分でやり遂げたいと思っている時もある。そういう時は「Aちゃん、Bちゃんもこれで遊びたいんだって。全部終わったら、Bちゃんにどうぞって貸してくれる?」
Bちゃんには「Bちゃんもこれで遊びたいんだよね? 今ね、Aちゃんが使ってて、最後まで自分でやりたいんだって。でもそれが終わったら、Bちゃんの番だから、少し待とうか」と言うと、Bちゃんも待てることが多く
Aちゃんは、終わると私が何も言わなくても自らBちゃんに「はい」と渡してくれて、Bちゃんには「よかったね。今度はBちゃんの番だよ。Aちゃんありがとう」と私の方で言うと、Aちゃんに「ありがとう」が言える子もいるし、スムーズに行くことが多いかな。
シェアをする事は大事だけど、「かして」と言われてすぐに「いいよ」と言える時と、言えない時が、子供なりにあるんだと思います。このすぐに言えない時の気持ちの裏にある「最後まで自分の力でやりたい」「ここはお手伝いして欲しくない」「どうしても今は自分一人でこれで遊びたい」という気持ちを考えると、それはそれで尊重してあげたないなあと思うんです。
なので「ひと段落したら〜ちゃんの番ね」という内容を子供がわかりやすい言葉で一言伝えると、子どの中でも心の準備ができるのか 少し時間がかかっても 平和的にシェアできるかなと感じます。
相手の子も「今は別の子の番。少し待ったら自分の番」という事をきちんと伝えてもらえると、小さい子でも待てる子が多いです。 そして、待てた時は、ちゃんと「待てたね」と認めてあげることも大事。
子供の性格によっては、すっかりその約束を忘れて、自分が使い終わったらポイっと そのまま放ったらかして、別の所へ行っちゃう子もいるけど、私の方で気がついた時は「終わったからAちゃんに どうぞしてきたら?」と伝えると、思い出したかのように2、3歳くらいの子でも、上手に「どうぞ」ができる子が多いと感じます
小学生くらいになれば、「私の」に含まれる部分も自分で相手に伝えられると思うけど、幼稚園生くらいまでは、子供が放った言葉に隠された意志や気持ちを 汲み取って相手に伝えてあげる事、本人にもこう思ってるんだね。相手はこう思ってるよ。だからこうしようか。と少し助言してあげると 「貸し借り」が上手にできるようになっていくように感じます。
興奮してる状況を何とかしようと、どっちかを頭ごなしに押さえつけたり、我慢させちゃうだけだと、子供の中に腑に落ちない「なんで」が残っちゃうんじゃないかな。
大人だってそうだよね。 夢中になって取り組んでる事を、いきなり中断させられたら、嫌だよね。