今週から次男も学校へ通い始めました。
今のところ感染報告もなく、二人とも楽しく通っています
もうすぐ冬季オリンピックで、前回(平昌オリンピックかな?)子供達が各クラスで応援したい国を選んで、長男はスロベニア共和国、次男はアメリカ合衆国で、それぞれの国旗を工作して持って帰ってきたのがもう4年前なのかと驚き。
次男が今回は 日本の国旗&スキージャンプの絵を描いて持って帰ってきました。
もしかしてオリンピック?と聞くと
個人でそれぞれ応援したい競技&国を選んで それぞれ絵に描いたそうです。
そこで次男はスキージャンプと「僕は日本が好きだから、日本にしたのー!」と嬉しそうに話してくれて、日本が好きと思って育ってくれた事がなんか嬉しいなと思いました
そして、彼の友達も「僕は日本へまだ行った事ないけど、次男が日本大好きだから、僕も日本にする!」と言ってくれたみたいで、友達と二人で日本を選んだみたい。
カナダに住んでいるから、全員カナダの国旗!と強要しない感じ伝わるかな
これも多様性。
育った国、家族親戚がいる国、自分が興味のある国、なんとなく気になる国。
そのそれぞれが抱く気持ちや考えを自由に表現できるし、それをお互いに尊重できる環境。
次男や友達が日本を選んだからと言って、カナダを応援しないわけじゃない
二人ともカナダ人であることも誇りに思っているし、もちろんカナダも応援する。
日本の学校の先生達は、生徒達にどういった内容を求めますかね。
全員に日の丸描かせるかな?
オリンピックとは関係ないけれど、多様性の理解でわかりやすいのが
冬季休暇についてを生徒に尋ねる際、
「あなたのおうちではクリスマスはどう過ごすの?」とは、少なくともパブリックスクールでは生徒達に聞かないはず
なぜなら、クリスマスはキリスト様のお誕生日で、キリスト教を信じる人達の大切な日だから。 ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教、無宗教。。その人、家庭それぞれなわけで、お祝いする内容も日にちも違う。
なので、特定の宗教についてだけを取り上げるのも平等ではなく、クラス20名いたら、クラスの子全員に「冬休みの頃は何してすごすの?」と聞いてみると、答えも多数なはず。 冬季休暇に関係なく、先生が多文化について知識が乏しいと感じれば、生徒の家族に相談して、ゲストスピーカーとして母国の習慣などを紹介してもらうと、子供達も自分が知らなかった世界に触れることができるし、お友達の事をもっと知れる機会にもなる。
例えば、日本から来た子なら、私の家にクリスマスイブにサンタクロースは来るけど、クリスマスに家族や親戚で集まってお祝いはしないよ。でもその代わり、新年はお正月と言って、家族や親戚で集まって特別な食事をしたり、お年玉というお小遣いがもらえる嬉しい日なんだよ。 等と、堂々と紹介すればいいんです。
祝日と全く関係ない、スキーをする、スケートをする、アイスフィッシングに行く!南国へバケーションへ行く!とかでも もちろんいいわけ。
こうあるべき。こうじゃないと。みたいな模範解答を求めない環境がね、私はいいなと感じています。