文字の導入方法の1つとして、色々なアプローチをしています
1つは、持ち物を入れる箱や、靴置き、写真付きのメンバー表に名前を記載したり、名前当てや名前作りができる物を用意したり、日常から名前や文字を目にする機会を作っています。
また、私が個人の名前を書く時も その子が近くにいる時は読みながら書いて見せています
そんな事を1年以上繰り返していますが、少しずつ文字に興味が出てきたお子さんが増えてきて、みんな自分の名前に使われている文字を「これは自分のだ」と認識できている様子が伺えます。
絵本を読み聞かせている時に自分の名前に出てくる文字を見つけると、それがあったと教えてくれるお子さんもいます。時に私も見落とすくらい小さな文字を見つける事もあり あっぱれな文字ハンターさんです
また、この絵本はここ半年近くとても人気
読む時間が多めに取れた時にリクエストがある時はよく読んでいます
お友達の名前、私の名前、家族の名前、私の息子達の名前。例えば「たろう」くんの「う」というように、子供達に馴染みのある名前と文字を結びつけて読んでいるので、あいうえおの文字の大半を誰かの名前の一部として認識ができています
何人かはいくつかを文字として読める子達もいますが、まだ全部の文字の音を認識していない子達も「た」が出てきたら「たろうくん」など、その文字の持ち主のような感覚で文字を識別しているように感じます
また、この絵本には、1ページに大きく1文字ひらがなが表示されていて、それを自らなぞっている様子が数ヶ月前からみられました。
私が「る」って書けたね。というような声かけをすると、他のページの文字も書いて見せてくれたり、その様子を見て別の子もなぞり書きを始めたりという姿が見られるようになりました
そこで、自分の名前をしっかり認識していて、絵本でなぞり書きをしていた子達の名前(ひらがな版&カタカナ版)をラミネートしてホワイトボードマーカーで書いて消せる物を用意しました。
すると、上手にマーカーを使って、なぞり書きをするようになりました
その様子を見て、まだ名前の文字を完全には認識していない子達も「書いて消す」という作業をやってみたい様子だったので、その子達の名前も用意してもいいかなと思いましたが、多くの子達が関心を持っている形と色、文字の学習ができるかなと、「まる、さんかく、しかく、ながしかく、ほし、ハート」のなぞり書きをラミネートで作りました。
3歳児達は、マーカー使いがとても上手で、文字は小さかったかなと思ったけど、それも上手になぞっています
このお子さんは、描き終わると、”これマミー、これお姉ちゃん、これ赤ちゃんの自分” とハートの大きさによって、それが誰かを教えてくれました
なぞり書きの他にも、色塗りをするお子さん達もいました
紙に書くのとは少し異なる質感と筆運び。そして書いて消せる事にも魅力を感じている様子です
毎度、目につくところに置いていて、誰かしらが「これやりたい」と言うと、数人集まってきて取り組んでいます
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