toty日記

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まないたを削ってもらった話

2015-06-04 22:05:19 | 日常のあれこれ
もう一月半程前なのだが、
思い立って、まな板を削ってもらった。

一枚は、結婚してすぐアメリカに行った時、
現地で帰国を前にした日本人家族から、

家具什器一切を格安で譲ってもらった時のまないた。
かれこれ40年使い続けていて、

表も裏も(どっちが表か裏かわからないのだが)
真ん中が凹んでしまって、とても切りづらくなっていたもの。

もう一枚は、そのアメリカ滞在の3年を終えて
帰国した時、亡くなってしまった祖母の家の台所用品をひきうけて 
手に入ったもの。

どちらも、特に高級なものでなく、ありふれた木製のまないた。
でも、愛着がある。

ネットでまな板を削ってくれるところを探して、
申し込んだ。

まな板は、最近ではプラスチックもあるのだが
包丁が木に当たるときの感触が好きで、ずっと使い続けていた。

木製が好きなのは、音も関係するかもしれない。
実家の母は、泡だて器を使うのを嫌がって
菜箸を何本も使って、泡立てていた。

金属と金属があたる音が嫌いだったのだ。

私も同様な気持ちで、木のへらや、木の箸や、木のまな板を好んで使っている。

で、削って送り届けられたまな板、
白木のまっさらなまな板として、蘇った。

しごく気分よく使っている。


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