toty日記

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鼻歌が出るように!

2016-06-15 00:21:59 | グループホームについて
グループホームでの今の仕事を頼まれた時、
みんなに歌を歌わせて欲しいといわれた。

でも、歌だけにお給料を払えないからと言われて
急遽ヘルバーの2級を通信でとった。

開所して7年になるが、
しょっちゅう歌っている。

職員たちも、歌集をもとに、暇ができると歌ってくれる。

なので、歌の時間と決めることなく、
隙間の時間ができると、4~5人が集まったテーブルで歌が始まる。

歌好きの方がいらっしゃるので、
その方に歌集をわたして、

こちらはこちらで他の仕事をしていると
その歌集を端から歌って、周りの皆さんも自然に歌っている。

このように、利用者さんだけで歌っている光景って
そうそう他の施設で見たことはない。


先日、音楽療法のサイトをみつけ、
その講座の案内を読んでいたのだが
以前から、違和感をもっていた部分がはっきりしてきた。


音楽療法では、対象者をクライアントと呼び、
自分をセラピストと呼んでいる。
視点がちょっと違うと感じていたのが、そこだったのだ。


私が考えてきた音楽の対象者は
普通の人である。

認知症で介護を必要としたりするという点は、
その方の個性のほんの一部で

歌っている時に、ここには気をつけてという
注意事項にすぎない。


歌を歌う。そのこと自体が楽しかったり、情動を揺さぶられたり
充実感があったりで、

そこには、人としての生活の中の歌ととらえる。
一緒に楽しみ、充実感を味わえる。


勤め先の皆さんは、
それぞれの個性で、音楽を楽しんでくださっている。

歌詞に合わせて、表情豊かに、ジェスチャーを入れる方もあれば、
目はつぶって、覚えている歌詞を口ずさんでいる方、

聴いているだけでもいい?とおっしゃって、
お好きな絵を描きながら、みなさんの歌声を楽しんでいる方、

どうしてそんなにいっぱい歌を知っているの?と問いたくなるほど
どの歌も良くご存じの方。

他の施設から来た職員は、
みんなが歌を楽しんでいることに驚く。

そして、昔の歌だけでなく、
最近の歌でも、オリジナルの歌でも
どんどんものにしていることにも、驚く。

と、音楽療法とはちょっと違う
生活の中の歌。


実は5月から、「みんなのランチ」と称して
お昼を提供することを始めた。

子供食堂の老人版と考えてもいいが、
原則として火曜・木曜に

ワンコイン(500円)でランチを、外部の方にも
食べて頂けるようにしたので、

予約が必要なのだが、
みなさんの歌声を聴きがてら、いらしてみてください。

コメント頂ければ、詳しくお知らせいたします。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (k-tak)
2016-06-20 09:55:00
私も大勢で歌を歌うだけの「音楽療法」にはなじめません。高齢者施設で音楽療法士さんが活動している場面に出会ったことがありますが、totyさんや私がやっていることとどう違うのかさっぱりわかりません。

音楽療法は、もともとはマンツーマンでやるものであり、対象者の精神状態や心理状態をきちんと押さえたうえで、その方が抱えている問題を軽減するのに向いた音楽を聴いてもらうことから始まったようですね。ですから、クライアントは完全に受け身の状態に置かれます。 現在でも、病院や心理カウンセラーの相談所などではこのような療法が続いているのかなあ?

また、このことと、現在高齢者施設で見かける音楽療法士さんの活動とがどうつながっているのかよく分かりません。 そのうち調べてみようと思います。


ところでワンコインランチ、木曜なら行かれる日がありそうなので、そのうちお邪魔します。
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Unknown (toty)
2016-06-21 17:23:09
コメント有難うございます。

K-takさんは、いろいろな施設での様子をご覧になっているので、また気づかれたことがあったら、教えてください。

ワンコインランチ、予約してからお願いします。なかなか好評みたいですよ。
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