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ヨーデルフェスト

2014-10-12 18:27:25 | ドイツ・スイス旅行
実際は7月に行った旅なのに、もう10月。
忘れないうちに、書いておこうと思いながら、なかなかで…。

7月5日の日記です。

ダボスの町で開かれるヨーデル・フェストが面白いと聞いて
参加のために組んだ今回の旅。

エンツィアンの伊藤さんを応援の意味もあって、
彼女たちのあとを追いかけるように行動したので
それもまた、楽しいことでした。


そもそも、ヨーデル・フェストはスイスで三年に一回行われるお祭りで、
今回でいえば、出演する参加者が、のべ1万人を超すというイベント。

町中のコンサートに適したホール(教会やホテルのホール等々)で、朝から晩までびっちりと
スケジュールが組まれています。

この期間、町を歩いていると、お揃いの民族衣装で
町を闊歩するグループが、いっぱい見られます。



それぞれの民族衣装は、その土地土地の特徴があるそうで、
レースがきれいなもの、襟の飾りや、頭にかぶるものが特徴あるもの、

銀製のアクセサリーがお揃いだったり、とても凝っているし、
代々受け継がれているものもあるそうです。



また、お店は表まで椅子や机を出して、
そこに陣取った合唱団は、それぞれの持ち歌を歌い、
かつ飲み、陽気に騒いでいます。

けれども、コンサート会場では、
審査員が採点をする厳粛なもので

審査員が、チリンとベルをならすと
あたりは、シーンと静まり返り、
演奏が終わるまで、静寂の中で歌が歌われます。

形式も、ソロがあり、デュオがあり、グループがあり、
日本に居た時、思っていたヨーデルの、裏声で、山の歌という雰囲気以外にも

もっともっとレパートリーがあって、
四部合唱で男声がとても魅力的でした。

一番最初にきいたのが、伊藤さんの妹さんのソロ。
客席から遠くて、あわてて撮った写真なので、ちょっと暗いですが、
広い会場に満員のお客様、終わっての拍手は盛大でした。



そのあと、ご家族お揃いのところを撮った写真。



分単位で組まれたプログラムに従い、
次の会場へ。町の角々に、会場の案内が建てられていて、
このL会場へいく。



途中の木の花。



会場の教会前には、出演が終わったグループか、
芝生の上でおしゃべり、



アップしたもの。



私たちが泊まった宿に近い教会で、内部はこんな。



入ってすぐに、子供たちのヨーデルがあって、
そのかわいいこと。



客席のそばに、子供たちの家族が座っていて、
その方たちの親ばか振りも、また万国共通。



子供たちが終わって、
啓子さんとスイスの若手テノール Roman Wiggerさんとのデュオ。
まず、紹介があって、



お二人


歌い終わった啓子さんに声をかける方、
きっと「よかったよ」と言われているような気がします。



教会前に、入場を待つ人たち。
前評判のいいグループの出演の時は、少し早めに行って、
並ばないと入れないことがあります。



芝生の上では、少しでも時間があると
エネルギーを発散している、子供たち。





お昼をお祭りの中心の屋台が組まれているところで済ませる。
スープにパン。でもおいしい。





ちょっと道を外れた所で、



出演者たちも記念撮影。



広場で、アルプホルンと旗振りの様子を見る。



旗振りは、国旗を高く放り投げて、うまくキャッチ。拍手がわく。



そのあと、体育館の中で行われた旗振りのコンテスト(!)を見る。
昔、フィギュアスケートであった、ルーティンみたいなもので

旗を頭の上でゆっくり回したり、片足を上げてその下をくぐらしたり、
ほうり上げた旗をキャッチするのに、足元の的みたいなものから




はみでないのが得点が高いようだ。
審査風景。



審査員も、アタッシュケースを持ったスーツを着た人が4人一組、
この場では終わって終い支度の人たちと、審査中の人たちが。



こんなおじいさんもいた。会場の雰囲気はとても厳粛なもの。
こんなことにも審査が行われていること自体に驚いた。

他にも、アルプホルンの審査もあるようだが、会場が遠かったので行かなかった。



前にも一回載せた写真だが、これは参加証がわりのバッヂ。
これは地色が白だが、観客用。

地色が金色は出演者用。



一度宿に帰り、夕食後、また伊藤姉妹のデュオを観にでかける。



この時は、めったにないことだが、審査員が拍手してくださり、観客はスタンディング・オベイション。
お二人の声の質も揃って、呼吸もあって、それは素晴らしいものだった。

そして、彼らの出演がすべておわって、夜遅く、
お祭りの中央に作られたテントの中で祝杯を一緒にあげる。



飲みながら、緊張から解放された歌、歌、歌。
なごやかな雰囲気。





ご主人とお子さん。



夜中近くまで、ダボスの町中が歌であふれていました。
本当に楽しかった!

(続く)


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