愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

にゃんこの一人旅

2006年12月18日 | たっちーの部屋
 飼い主さんと一緒に世界中を旅したにゃんこもいるそうですが、ふとしたきっかけで一人旅に出かけてしまったにゃんこが保護された――今回は、そんなニュースをご紹介します。
 まずは岐阜県。電車に「無賃乗車」したとして黒猫が警察に保護されたというニュース。
 ある日、黒猫が名鉄名古屋本線の岐南駅から普通電車に乗り込み、ゆっくり揺られて2つ先の終点名鉄岐阜駅までお出かけ。その後無賃乗車であることが発覚し、警察に保護されてしまいました。保護されたことが新聞で報道されたことから、飼い主さんが警察署に駆けつけて帰宅。黒猫が消息を絶ってから飼い主さんにもとに戻るまでは3日間でしたが、まだ仔猫だった黒猫にとっては大冒険だったかもしれません。飼い主さんは黒猫が乗車した岐南駅から約300メートルのところに住む夫婦だったそうで「心配してずっと探していた」とのこと。
 お騒がせにゃんこではありますが、無事に帰宅できてめでたし、めでたし…です。
 さらに、世界には国境を越える一人旅をしたにゃんこがいました。
 ある日、イングランド西北部にあるランカシャー州の倉庫で、コンテナの中から1匹のやせ衰えた白い雄猫が飛び出してきました。この白猫、イスラエルで積まれたコンテナに迷い込んでしまったらしいのです。あいにく、コンテナは密閉されてしまったため出るに出られず、しかも積荷はプラスチック製品だけ。このため、飲まず食わず状態で船に揺られてイングランドに到着。その期間は17日間、移動距離は約3700キロにも及びます。
 白猫は、飛び出してきたものの衰弱して脱水状態だったことから、動物保護局が保護。首輪もマイクロチップも身に付けていないため、身元などは分かっていないそうですが、王立動物虐待防止協会(RSPCA)では、非常に人懐こいためペットではないかとみているとのこと。しかし、飼い主さんもまさか国境を越えてイングランドまで行っているとは思わないでしょうから、残念ながら再会を果たすのはちょっと難しそうです。飼い主さん、きっと心配してるんだろうなぁ…。
 でも、人間もふっと「遠くに行きたいなぁ…」なんて思うことがありますよね。もしかしたら、岐阜で電車に乗ったにゃんこも、イスラエルから船に乗ったにゃんこも、そんなふうに考えたのかもしれませんけど、ほどほどにしてもらいたいところです。
 ちなみに、今回の写真はまったく外に興味を示さない西子の横顔のアップ。たまに窓を開けっ放しにしておくと、恐る恐る外を覗き込んでいるので「出たいのかなぁ」と思ってちょんと背中を押すと、高いところで背中を押された人のように「やめてよ、危ないじゃない」って感じで、血相を変えて振り向きます。
 どうやら、西子の辞書には「一人旅」という言葉はないようです。
コメント (4)
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