愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

ドービニーの庭

2008年06月18日 | たっちーの部屋
今回は絵画ミステリー。もちろん、猫ブログですからにゃんこがらみです。
絵画の知識がない方でも、ゴッホを知らない方はいないと思います。
そのゴッホが自殺の直前に、尊敬する画家の自宅庭を描いた作品「ドービニーの庭」(1890年)。
このドービニーの庭は同様の作品が2点あって1点はスイスあり、もう1点は日本のひろしま美術館(広島市中区)が所蔵しています。
同じ構図なのですが、微妙に色の使い方などが異なる2つの作品。しかし、決定的に違うのがスイスにある作品に描かれている黒猫が、日本にある作品にはないこと。
なぜ黒猫は一方だけに描かれた? この違いが意味するものは? などなど謎がいっぱい。
この謎に挑もうと大学の先生が、広島にある作品に非破壊分析などを行ったところ、加筆部分にスイスの作品で黒猫を描くのに使われたとみられる青色の絵の具の主要成分を確認。広島の作品に、後で塗りつぶされた黒猫が描かれていた可能性が高いことが判明したそうです。
科学の力で謎の一部は解明されつつあるようですが、「それにしてもなぜ?」って思ってしまいます。もしかしたら、これを調べていくと「ダビンチコード」ならぬ「ゴッホコード」でできるかも? しかもキーワードはにゃんこ。ちょっと楽しみ。
ちなみに今回の写真は、変なかっこうで寝るキジロウ。ゴッホの絵の猫って黒猫だからミステリアスですが、キジ猫だったら…? なんだかしまらないないなぁ。
コメント (2)
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