金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での金繕い教室の二日目

2016-08-28 18:27:22 | 多種類の繕い例
川西での金繕い教室の二日目・25日(木)の様子です。

二日目はこの後お一人が遅れて参加されて8名でした。
山仕事の仲間の男性に替わり奥さんが参加、奥さんも山仕事のメンバーですが、前から金繕いに関心を持たれていて、奥さんが本命のようですね。


この方の自作の花器。
水漏れがするというので前日確認。
底の部分の土の締めが足りなかったようですね。
さあ、これで水漏れが止まるかどうか。


新しく来られた方。
たくさんの繕い品です。
真っ二つに割れたお皿は、アラルダイトだけで接着してセロテープで締めています。


こちらの方のものは、いい品物ばかり。セレブなんでしょうかね。
この湯呑みと同じもので3点、縁の金色の部分が薄くなってきたので、直してほしいという注文も。
少し難しいですが持ち帰って取り組んでみましょう。


ギャラリーのオーナーの佐野さん、追加の品物をいろいろ持ってこられて。
在るものなんですね。


陶芸家の黒川さん、前日のもののベースの仕上げです。
一点、追加のものもありました。
黒川さん、これまではトラブルのあった作品は壊して廃棄したり、金繕いをするお知り合いにあげたりしていたらしいです。
これからはご自分で繕って、甦らせてもらいたいものです。


こちらの方のお線香立て、ベースがほぼ出来上がっていましたが、一箇所一度では難しい個所がありましたが、早く硬化するアラルダイトを使って修復を追加して、その後呂色漆を塗ったところです。
漆の自然な色が器と合うと思いますので、このまま漆を乾燥させて終了ですね。
長く使ってこられたものらしくて、とても喜んでもらえました。


繕うものがうんと多くて大変でした。
予定の時間をとっくに過ぎてから、黒艶漆を塗って銀の丸粉(3号)を蒔く作業です。
たくさんですね。でも、今回はここまで仕上げないとね。


この私の作業の様子は佐野さんに撮ってもらいました。


二人ほど先に帰られましたが、ついでに記念のスナップも。
この日は予定の3時が5時までかかって。
たくさんのことを学んでもらいました。
次は明日の29日の月曜日です。
仕上がらない作品も出てきますが、あとは、ご本人にお任せしないといけませんね。
とにかくやってみましょう。


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