金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

次の繕いは妻が

2016-07-22 16:40:40 | 磁器の繕い例
妻が友人から依頼されたカップです。

なんて綺麗のでしょう。


2か所欠けています。
1箇所は欠片を大事に取っておいてくれています。
助かりますね。


ひびが入っていないかなど拡大鏡で確認して、大丈夫ですね。
これなら、あなたがしてみて下さいと。


妻もこれまでだいぶ繕いをして来ましたが、最近は久しぶりのことです。
欠片が残っている部分はアラルダイトで接着のみ。
もう1箇所はアラルダイトに強力粉を混ぜてベース作りです。


欠片の無かった部分です。
これでしばらく乾かして。


半日経った夕方です。
欠片がある部分はこんなに綺麗に。
ちょっとわかりませんよね。


そして、こちらの方の手入れを始めて。

ダイヤモンドヤスリでベースを整えます。
私も仕上げを手伝って。


こんな感じに。
この後「新うるし」の白を塗ったのですが、写真を撮っていませんでした。
この後は翌日の作業です。


朱漆を薄めたものを細い筆でライン引きです。
最後は私が手入れしてあげて。


そして、金の消し粉を蒔いて。
これは私がしています。


しばらく放置して、真綿で軽く磨いて、綺麗に水洗いして。
ラインをナイフで整えたりしますが、今回はその必要がありませんでしたね。


完了です。


妻も久しぶりに仕上げて、しかもうまくいったので大満足の様子でした。



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