金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

次の繕いの依頼 その2

2022-05-29 13:32:55 | 多種類の繕い例
ベースが仕上がった7点の繕い品の続きです。
どれも2つのギャラリのオーナーからの依頼で、いい仕上げでと。
 
黒艶漆使って。

 

これは蝋燭立てで銀紛(丸粉)でいいとのことで。

 

この小さな器は金の消し粉処理でいいかなと。

 

その他は金の丸粉(3号)を蒔いて。

 

金属粉を蒔いた後は、湿気のあるムロで漆を乾燥させるのですが、わたしはムロを持っていないので、段ボール箱に濡れ雑巾を置いての乾燥です。

 

二日ほど乾燥させた後、丸粉を使った器は、生漆をテレビんでうんと薄めたものでの粉固めの処理です。

またムロに入れて乾燥させる作業を2、3回繰り返して。

 

そして、仕上げに鯛の牙(たいき)での磨きです。

 

消し粉はこの過程は無しです。

 

お二人から依頼のあった7点、さあ、仕上がりました。

ガラスのワイングラスもうまく仕上がりました。

 

先端が割れていたこの急須もとても水切れがいいです。

 
私はほぼボランティアとして、また腕を上げるためにいろんな繕い品に取り組んでいますので、費用はとてもお安いので喜んでいただいています。


 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿