金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

次の繕いの依頼 その1

2022-05-25 16:11:40 | 多種類の繕い例

うんと沢山の繕いの依頼品が仕上がった後、次の繕いの依頼です。

 
川西の金繕い教室「器再楽」で「画廊シャノワール」のオーナーが知人から依頼された品物も預かっており、次の教室で2点の追加もあり3点となり、今回新たに「武庫之荘ギャラリーR」のオーナーから4点の依頼です。
いい器ですので、全ていい仕上げでとの依頼です。
 
今回の依頼品4点。

 

ワイングラスの欠けた部分、ガラス製品の繕いは裏側から見えるので難しいです。

 

裏側からの見栄えが良くなるように、「新うるし」の本透明を塗った後金の消し粉を蒔いて。

 

他の器の割れた部分の接着とベース作りです。

 

ワイングラスの欠けた部分にも接着剤を処理して。

4点はこんな具合です。

接着剤が固まるまで、二日ほどかけて。

ワイングラスの修復部分をヤスリや水ペーパーできれいに整えて。

 

これは蠟燭を立てる器なんでしょうね。

はみ出た接着剤を剃刀の刃できれいにして。

 

この器何を入れるものなんでしょうかね。

これも水ペーパーできれいにして。

 

川西の教室で依頼された2点です。

急須の注ぎ口が壊れてしまっていますが、大丈夫です、直せます。

預かっているもう一点はマイセンのマグカップですが、すでに修復に取り掛かっています。

 

壊れた個所に薄いプラスチック板を裏側から当てて接着剤を固化させるのです。

 

接着を終えた蝋燭立ての欠けた部分です。

 

こんな姿勢で、接着剤が固まるまで様子見です。

 

これは接着した部分にまだ隙間があるので、接着剤を追加ですね。

 

そして、接着剤がしっかりと固まった後の手入れです。

急須の注ぎ口、大切な個所ですから、ミニルーターも使ってきれいにベースを整えます。

続きます。

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