旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~スーパービュー踊り子号&リゾート21の旅(5) リゾート21「黒船電車」

2017-02-03 10:27:00 | 旅の小窓
 伊豆急下田駅からの帰りは、14時41分発普通熱海行に乗ります。
 通常、伊豆急行の普通電車は8000系という車両を使っていますが、1日上下合わせて6本だけは「リゾート21」と呼ばれている2100系電車が使われます。
「リゾート21」はその名の通り、観光客を呼ぶために作られたリゾート列車です。そのため、「スーパービュー踊り子号」と同じように、前方展望ができる、座席は左右は非対称で海側に向けるといった工夫がされています。また、JRでいう「グリーン車」に代わる特別車両として「ロイヤルボックス」を連結し、天井には光ファイバーをつかってトンネル内で星空を映し出す照明をします。
 全部で5編成製造されましたが、現在は第3次車~第5次車の3編成だけ使われています。そのうち第4次車が、下田に来航した黒船に見立てて「黒色」に塗装した列車で「黒船電車」と呼ばれています。
通常、普通列車に使用する場合は「ロイヤルボックス」は連結されませんが、1月31日までは連結して特別料金無しで乗車できます。


 伊豆急行線・伊東線普通熱海行(リゾート21黒船編成)




 普通車は車両によって違いはありますが、海側は窓に向かった配置になっています。


 普通車にはそれぞれテーマもあるようです。




 「ロイヤルボックス」は全ての座席を、海側に向けることが出来ます。


伊豆急下田   14:41発

蓮台寺     14:44着 14:46発
平成21年までは西伊豆の堂ヶ島行特急バスに接続するため、特急を含めた全列車が停車していましたが、ほとんどが隣の伊豆急下田駅でバスに乗り換えるため、現在は普通列車のみが停車します。
 特急列車停車時代の名残か、今では場違いの西伊豆にある「加山雄三ミュージアム」の看板があります。


稲梓      14:49着 14:49発
 稲梓駅は山間部にあります。


 まもなくトンネルです。
 「ロイヤルボックス」の天井に星空が浮かびます。




河津      14:55着 15:03発

今井浜海岸   15:05着 15:05発
大島・利島・新島でしょうか、島影が霞んで見えます。


伊豆稲取    15:09着 15:09発
伊豆稲取駅のホームにはみかんの木が垣根のように植えられていました。


片瀬白田    15:14着 15:14発
伊豆熱川駅の手前で「熱川湯の華ぱあーく」の湯煙が見えます。


伊豆熱川    15:16着 15:17発

伊豆北川    15:19着 15:19発


伊豆大川    15:22着 15:22発

伊豆高原    15:28着 15:28発
 伊豆高原電車区に、伊豆急行が熱海市から南伊豆町までの沿線の6市町と共同で伊豆の特産品をPRする地域プロモーションにあわせ、「リゾート21」の第3次車を伊豆の「金目鯛」をイメージして、「赤色」に塗装した「キンメ電車」が停まっていました。
 2月4日から運転開始するそうなので、2月は「黒船電車」と「キンメ電車」のすれ違いを見ることができます。


城ヶ崎海岸   15:31着 15:31発


富戸      15:34着 15:34発
 初島が見えます。島にある熱海市立初島小中学校の校歌「地球の丸さを知る子供たち」は、作詞 阿久悠、作曲 三木たかし、で有名です。


川奈      15:41着 15:41発


南伊東     15:46着 15:46発

伊東      15:49着 15:51発


宇佐美     15:56着 15:56発
 宇佐美駅と網代駅の間はほとんどがトンネル区間です。

網代      16:01着 16:01発
長浜海浜公園が見えます。


伊豆多賀    16:05着 16:06発

来宮      16:11着 16:12発


熱海      16:14着

 スーパービュー踊り子号&リゾート21の旅もここでおしまい。東京に戻ります。

 つづく