伊豆急下田駅からの帰りは、14時41分発普通熱海行に乗ります。
通常、伊豆急行の普通電車は8000系という車両を使っていますが、1日上下合わせて6本だけは「リゾート21」と呼ばれている2100系電車が使われます。
「リゾート21」はその名の通り、観光客を呼ぶために作られたリゾート列車です。そのため、「スーパービュー踊り子号」と同じように、前方展望ができる、座席は左右は非対称で海側に向けるといった工夫がされています。また、JRでいう「グリーン車」に代わる特別車両として「ロイヤルボックス」を連結し、天井には光ファイバーをつかってトンネル内で星空を映し出す照明をします。
全部で5編成製造されましたが、現在は第3次車~第5次車の3編成だけ使われています。そのうち第4次車が、下田に来航した黒船に見立てて「黒色」に塗装した列車で「黒船電車」と呼ばれています。
通常、普通列車に使用する場合は「ロイヤルボックス」は連結されませんが、1月31日までは連結して特別料金無しで乗車できます。
伊豆急行線・伊東線普通熱海行(リゾート21黒船編成)
普通車は車両によって違いはありますが、海側は窓に向かった配置になっています。
普通車にはそれぞれテーマもあるようです。
「ロイヤルボックス」は全ての座席を、海側に向けることが出来ます。
伊豆急下田 14:41発
蓮台寺 14:44着 14:46発
平成21年までは西伊豆の堂ヶ島行特急バスに接続するため、特急を含めた全列車が停車していましたが、ほとんどが隣の伊豆急下田駅でバスに乗り換えるため、現在は普通列車のみが停車します。
特急列車停車時代の名残か、今では場違いの西伊豆にある「加山雄三ミュージアム」の看板があります。
稲梓 14:49着 14:49発
稲梓駅は山間部にあります。
まもなくトンネルです。
「ロイヤルボックス」の天井に星空が浮かびます。
河津 14:55着 15:03発
今井浜海岸 15:05着 15:05発
大島・利島・新島でしょうか、島影が霞んで見えます。
伊豆稲取 15:09着 15:09発
伊豆稲取駅のホームにはみかんの木が垣根のように植えられていました。
片瀬白田 15:14着 15:14発
伊豆熱川駅の手前で「熱川湯の華ぱあーく」の湯煙が見えます。
伊豆熱川 15:16着 15:17発
伊豆北川 15:19着 15:19発
伊豆大川 15:22着 15:22発
伊豆高原 15:28着 15:28発
伊豆高原電車区に、伊豆急行が熱海市から南伊豆町までの沿線の6市町と共同で伊豆の特産品をPRする地域プロモーションにあわせ、「リゾート21」の第3次車を伊豆の「金目鯛」をイメージして、「赤色」に塗装した「キンメ電車」が停まっていました。
2月4日から運転開始するそうなので、2月は「黒船電車」と「キンメ電車」のすれ違いを見ることができます。
城ヶ崎海岸 15:31着 15:31発
富戸 15:34着 15:34発
初島が見えます。島にある熱海市立初島小中学校の校歌「地球の丸さを知る子供たち」は、作詞 阿久悠、作曲 三木たかし、で有名です。
川奈 15:41着 15:41発
南伊東 15:46着 15:46発
伊東 15:49着 15:51発
宇佐美 15:56着 15:56発
宇佐美駅と網代駅の間はほとんどがトンネル区間です。
網代 16:01着 16:01発
長浜海浜公園が見えます。
伊豆多賀 16:05着 16:06発
来宮 16:11着 16:12発
熱海 16:14着
スーパービュー踊り子号&リゾート21の旅もここでおしまい。東京に戻ります。
つづく