旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

阿武隈急行 鉄印の旅 2 阿武隈急行線下り 普通 富野行 913M

2020-11-02 18:55:17 | 阿武隈急行の旅
 阿武隈急行は、阿武隈急行線を運営する第三セクターの鉄道会社です。
 阿武隈急行線は、1986年(昭和61年)7月1日に国鉄丸森線(宮城県柴田町にある槻木駅・宮城県丸森町の丸森駅間)17.4kmを引き継いだ第三セクターとして開業しました。
 その後、1988年(昭和63年)7月1日には、日本鉄道建設公団によって建設が進んでいた福島駅・丸森駅間37.5kmが延伸開業してしました。
 その結果阿武隈急行線は、起点の福島駅と終点の槻木駅でJR東北本線と接続することになりました。


 因みに、阿武隈急行線、JR東北本線共に、福島駅・槻木駅間の営業キロ数は54.9kmと同じです。
 運賃は、JR東北本線が990円、阿武隈急行線は10円安い980円です。
 なお、所要時間はJR東北本線の50分ほどに対して阿武隈急行線は80分ほどかかります。
 しかし、2019年(令和元年)10月12日の『令和元年東日本台風(台風19号)』による被害のため、一時全線不通となりました。現在も富野駅・丸森駅間が不通となっていました。
 そのため今日は、福島駅と保原駅を往復します。




 なお、2020年(令和2年)10月31日。阿武隈急行線は『全線運行再開』しています。但し、富野駅・丸森駅間は平日の運行本数が極端に少ないので注意が必要です。


 JR1番線北側に頭端式ホーム1面2線を持ち、東側を福島交通飯坂線、西側を阿武隈急行線が使用しています。

 富野駅から電車の折り返しになります。

阿武隈急行線下り 普通 富野行 913M 
 阿武隈急行の車両は8100系電車9編成が主力です。




 行きは前面展望です。
福島 フクシマ              09:03発
 同じホームを使う福島交通飯坂線は、独立した単線を使っています。


 阿武隈急行線は福島駅から矢野目信号場まで東北本線の複線区間を走ります。


 東北本線の上り線と立体交差するところが、矢野目信号場です。


矢野目信号場 ヤノメ      運転停車 09:08着 09:09発
 矢野目信号場は、JR東北本線および阿武隈急行線の信号場ですが、東北本線としては東福島駅構内の扱いの正式な信号場ではないのですが運転上重要な施設となっています。
 東北本線の高架をくぐってやってきた上り福島行の通過を待ちます。


 ここから阿武隈急行線は単線となります。


 右手に福島卸商団地が見えてくると卸町駅に着きます。


卸町 オロシマチ        09:10着 09:11発
 単式ホーム1面1線の無人駅で、キャッチフレーズは「とんやの街」です。


 駅間は最短900mの直線です。


福島学院前フクシマガクインマエ 09:12着 09:13発
 単式ホーム1面1線の無人駅で、市道の真上が駅となっており、ホームは高台に設置されています。


 更に直進します。


瀬上 セノウエ         09:14着 09:15発
 相対式ホーム2面2線の無人駅です。
 ホーム上には構内踏切や跨線橋がなく、反対側のホームへ向かうには一度ホームを降り、市道側の線路下をくぐらなければなりません。


 武隈川に架かる第一阿武隈川橋梁を渡ります。


向瀬上 ムカイセノウエ     09:16着 09:17発
 単式ホーム1面1線の地上駅ですが、駅舎はなく、ホームに待合所があるだけです。


 月の輪トンネルと高子沼トンネルと続けて抜けます。   


高子 タカコ          09:19着 09:19発
 相対式ホーム2面2線の無人です。


 左手に溜池を見て、工事中の東北中央自動車道をくぐると上保原駅に着きます。


上保原 カミホバラ       09:21着 09:22発
 単式ホーム1面1線の無人駅です。 
 

 左に緩くカーブすると保原駅に着きます。


保原 ホバラ          09:23着
  島式ホーム1面2線をのほかに、上り本線側に保守用の横取り線が設置されています。


 ここで、下車します。

 つづく


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