旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション273 「ながさき鯨カツ弁当」(長崎駅)

2022-10-04 12:35:49 | 駅弁コレクション
【ながさき鯨カツ弁当】(長崎駅)
                            2022.10.4投稿

2019年(平成31年)1月18日
 京王百貨店新宿店「第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」で購入
                           価格1,080円
                       [製造元](株)くらさき

 宮本武蔵が肥前の海で鯨と戦ったという物語の浮世絵、歌川國芳の『宮本武蔵と巨鯨』が使われている掛紙がゴム止めされています。


 白飯の上に鯨のそぼろをふりかけ、その上に鯨カツが載っています。付け合わせには鯨の竜田揚と柴漬です。


 秘伝のタレに漬け込んで揚げたカツは柔らかく、タレの味も濃くなく、ほんのり鯨の風味が口の中に広がる絶品で、鯨好きにはなんとも言えません。
 カツの下にある甘辛鯨そぼろがソースの役割を果たして、何も付けたりかけたりしなくても白飯によく合います。
 付け合わせの鯨の竜田揚げ。こちらは秘伝の醤油ダレに漬け込んだだもので、カツに比べて多少味が濃いめで、鯨カツに負けない存在感があります。
 鯨はちょっと生臭くて…、と言う方でもそれなりに美味しくいただけると思います。  柔らかいお肉を噛めば噛む程、ほんのり鯨の風味が口の中に広がりますが、牛肉や豚肉の時として感じる脂っこさもなく、何より冷めても美味しいカツと竜田揚げでした。
 製造元は元々鯨専門店で、名物の『ながさき鯨カツ』は冷めても美味しいという評判から、2005年(平成17年)に長崎駅の駅弁として誕生しました。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
長崎駅弁ながさき鯨カツ弁当 販売価格 : 1,296円
 長崎駅の名物駅弁です。
 白ご飯の上に、鯨のそぼろをふりかけ、その上に鯨カツと竜田揚げが乗った駅弁です。
 催事などで取扱うこともありますが、場所によっては取り扱わないこともあります。ご了承ください。


 製造元のくらさきは、1946年(昭和21年)創業の鯨専門店です。


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