旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅1~羽後本荘駅から角館駅へ

2019-12-15 15:21:01 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 2019年(平成元年)12月7日 日曜日。
 この時期の日の出は6時45分頃。
 6時20分にホテルをチェックアウト。


 変わっていないだろうと見た駅スタンプ。
 パーツが同じでも絵柄が違っていました。




 昨夜は気がつかなかった。旧駅舎がなくなっている!新駅舎の完成は2021年春ごろの予定です。


 鳥海山ろく線のホームには下りの一番列車が停まっています。
 右のロゴマークに自然と目が行きますが、左下にもロゴマークが見えます。


 秋田県が、国内外誘客に向け秋田の魅力の一つである「秋田犬」をモチーフにした「秋田犬列車整備事業」に取り組んでいるそうで、由利高原鉄道のYR3000形3両にも秋田犬のモチーフとしたロゴと入っています。


羽越本線下り 普通 秋田行 525M
 始発 酒田05:35発


羽後本荘      06:37着 06:38発
 朝食は「どんぐりころころ」。


 地元、由利本荘市の「天然酵母パン 森の時間」が「鳥海山木のおもちゃ美術館」限定で販売している、どんぐりぱんと北海道かぼちゃぱんです。


羽後岩谷      06:44着 06:44発
折渡        06:48着 06:49発

 折渡駅は、JR移管と同時に信号場から昇格した駅で、ホームが短いため4両以上の列車の場合は、3両分のみドアが開閉できる、所謂ドアカットがなされます。また大半の普通列車が通過し、下り秋田方面が5本、上り酒田方面が3本のみ停車します。


羽後亀田      06:52着 06:52発
 日本海は今日も波高し。


二古信号場      レ
 日の出時刻は過ぎていますが厚い雲に覆われています。


岩城みなと     06:58着 06:58発
道川        07:00着 07:01発
下浜        07:06着 07:06発
桂根        07:10着 07:10発

 折渡駅と同じく、JR移管と同時に信号場から昇格した駅で、単式ホーム1面1線とホームのない側線があるだけです、ホームは短く、下り秋田方面が3本、上り酒田方面が4本。いずれも朝夕のみの停車で日中停車する列車はありません。


新屋        07:14着 07:15発
 全長600mの雄物川橋梁を渡ります。


  秋田市内の各地から望むことができるため、市のシンボルの一つとなっている太平山。
 1879年(明治12年)創業の、秋田を代表する味噌・醤油・酒の蔵元小玉醸造株式会社の「太平山」はここからの命名。


羽後牛島      07:18着 07:19発
 奥羽本線が右から合流すると間もなく秋田駅に到着です。


秋田        07:24着
 男鹿線色のキハ40-2088です。


 在来線通路の秋田犬は明かりが付いています。


 しかし、東西連絡自由通路の2頭の秋田犬は、まだ姿を現してはいませんでした。


 次の列車の入線まで、少々時間があります。


 秋田駅の駅スタンプには、冬バージョンがありました。
 「冬の秋田は 寒いから 楽しい!!」
 こまち号に、なまはげ・かまくら・きりたんぽ・はたはたと言った、冬の秋田を代表するものが乗っています。
 秋田駅は季節限定の他にも数種類のスタンプが存在するようです。


秋田新幹線上り こまち12号 東京行
 う~ん。新幹線の文字がない。


 「こまち」号の先頭車両は長く、騒音対策として「アローライン」という複雑な形状になっていますが、更に鼻と屋根が真っ赤に塗られているため、いつ見ても新鮮でインパクトがあります。
 この赤は、秋田県の伝統的な行事「なまはげ」の赤い面のジジナマハゲ、夏祭りの「竿灯」、そして県旗の地色である朱茶などから、秋田県のイメージからとしてデザインされた色だと言われています。


 写真を撮っていたら背後から懐かしい曲が聞こえてきました。
 ザ・ニッポン!


秋田        08:11発
 稲穂。


 座席は田んぼ。
 通路があぜ道。


 角館駅まで44分。
 コーヒータイム。
 秋田駅・盛岡駅間は車内販売がありません。
 車内販売のある区間でも、ホットコーヒーの販売がなくなりました。


 袋もこまち色?


 「クリスマスブレンド」。
 「甘みのあるリッチでスパイシーな風味が特徴のコーヒーです。明るい印象のラテンアメリカ産コーヒーに、なめらかでまろやかなアジア/太平洋産コーヒーと希少なエイジドスマトラコーヒーをブレンドしています。クリスマスのあらゆるシーンにおすすめです。」とのこと。
 テイクアウトでコーヒーを飲む事なんてほとんど無いので、カップまで写真に収めました。
 カップもクリスマスバージョンでしょうか?




 在(在来線だけの駅 以下同じ):四ツ小屋
 在:和田
 在:大張野
 在:羽後境
 在:峰吉川
 在:刈和野
 在:神宮寺
大曲        08:41着 08:43発
 在:北大曲
 在:羽後四ツ屋
 在:鑓見内
 在:羽後長野
 在:鶯野
角館        08:55着
 あっという間に、角館駅に到着。




 どうしても最後まで見てしまいます。


 角館駅での下車は初めてです。
 結構雪が降ったようです。


 江戸時代の1620年(元和6年)、芦名氏により大規模な都市計画が実施され、その後は佐竹北家の城下町として栄えた角館。
 玉川と桧木内川に沿いに市街地が拓け、三方が山々に囲まれたこの町は、歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい、「みちのくの小京都」と呼ばれています。
 駅舎も「小京都にふさわしく武家屋敷風の入母屋式薬医門を形どった駅」として、「東北の駅百選」に選ばれています。


 駅スタンプも「武家屋敷と桜」です。


 秋田内陸線角館駅は、隣接しています。


 つづく

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