旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション80 「柿の葉ずし」(加賀温泉駅)

2022-01-30 13:00:37 | 駅弁コレクション
【柿の葉ずし】(加賀温泉駅)
                           2022.1.30投稿

2008年(平成20年)6月23日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格850円
                      [製造元](株)高野商店

 柿の枝の絵と商品写真が載ったカーバー型のボール紙で包装されています。


 鯛・鮭・鯖の押し寿司が、柿の葉に包まれて入っています。
 開くまで何が包まれているのか分かりません。




 酢飯の量の割には小さな鯛・鮭・鯖の具を柿の葉で包んだものなので、具が大きい京都や奈良のものとは異なるので、ちょっとがっかりかな?
 現在も1,000円で販売ています。

 ホームページの写真から分かるように、現在は「えび・さば・さけ・たい」の4種類各2個が入っているそうですが、紹介文には次のようにあります。
 「かの『前田利家』が金沢城に入城の際、献上された事が加賀地方での「柿の葉ずし」の始まりと云われています。柿の葉の爽やかな風味に包まれた 鮭・鯖・鯛 の味をお楽しみいただけます。」となっています。
 紹介文の具の種類は今でも3種類です。4種類になったのが何時なのか定かではありません。

 製造・販売の高野商店は、福井県南条郡今庄町で「大黒屋」の屋号で代々旅籠を営んでいました。
 1896年(明治29年)今庄駅開業と同時に、今庄駅ホームで竹の皮に握り飯と漬物を包んだ弁当を5銭で販売を開始しました。
 1962年(昭和37年)北陸トンネル完成を機に、弁当製造工場と家を大聖寺駅(石川県加賀市)裏に移設し、駅弁販売業務も大聖寺駅に移しました。
 そして1970年(昭和45年)、特急停車新駅として加賀温泉駅(石川県加賀市)が新設開業したため、本拠地を大聖寺駅から再度加賀温泉駅に移し、現在に至っています。


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