Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

シルバラード 整備

2024-09-11 11:31:48 | 日記
Mさん所有の2000年シルバラード修理で入庫いただきます。



女性オーナーですが車の機関に対する理解も高く今回も怪しいところを修理してくださいとの事で入庫いただきました。

今回は車検ではありませんが、毎年車検をやらせていただいていますので手を入れたい部分は把握しています。

まずはたまに点灯するABSとブレーキの警告灯を確認します。

診断機をつないでみると



C0265が出ます。

これは左フレーム前側のアース不良か、ABSコントロールモジュールの不良がほとんどです。



アースのねじを一度外して接点を削りアースを取り直します。

ここで一度試運転をしますが、改善しませんのでモジュール交換していきます。

モジュールはABSユニットの上についています。

中の基盤のハンダ割れが故障の原因になることが多いようですから糊付けされている蓋を外して中のハンダを付けなおすやり方もありますが多少リスクがありますし、社外品ですが新品が手に入りますので新品交換します。



試運転してもうチェックランプが点かないのを確認しました。

その他エアコンのガスがチャージバルブあたりから漏れているようですのでチャージバルブ、バルブコアを交換します。



どうせクーラーガス抜きますのでオリフィスチューブも交換しておきます。



少し金属カスが引っかかっていますね。


業者様から依頼いただいていますTH400も同時進行です。


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やってますよ、、、 少し書いておきますか

2024-09-09 07:46:02 | 日記
またまたご無沙汰です

ついつい手軽なインスタなどに書いてしまいますが、こちらのブログが元でお問い合わせいただくことも結構ありますのでたまには!!



H氏所有のシルバラード車検です。

年間走行距離も少なく、今回はオイル交換とタイヤローテーションで済ませます。

タイヤは空気圧センサー付きですのでローテーションなどした場合はリラーンが必要です。



特殊な工具無しでもできますが、当方は工具がありますのでこれを使ってやります。


続いてT氏所有のC1500、車検です。



車検周りのほかにオイル交換、エアコンの確認、ATFの上抜き交換をご依頼いただきました。



オイルエレメント、ドレンコックのガスケットを交換



WAKO’Sの添加剤も入れさせていただきます。



エアコンは十分冷えています。



ATFも交換させていただき作業終了です。

相変わらず程度のいい95年C1500EXTでした!!

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サバーバン 水漏れ修理と車検です。

2023-07-14 07:30:40 | 日記
M氏所有の96年サバーバン、ボーテックエンジンですが水漏れするとの事で入庫いただきます。



ラジエターキャップテスターで冷却系に圧をかけるとオルタネーターの裏辺りから漏れているようです。

オルタネーターがあるとその部分が見えないので外して確認します。



エンジンブロックとシリンダヘッド、インマニが合わさるところくらいから滲んできます。





ヘッドガスケット抜けの可能性もなくはないですがこのボーテックエンジンのインマニガスケットからの水漏れは多いのでインマニを外していきます。



外にはみ出していた液体ガスケットが純正とは違う色でしたので以前にインマニを外したことがある車だとは推測できました。



液体ガスケット盛りすぎです。クーラントの通路が狭くなってしまってます。

インマニ一番前のねじがグズグズになっており、その周りから水漏れしているようです。

おそらくここが漏れているところですのでガスケットを交換していきます。



シリンダヘッドのねじ穴をきれいに掃除して、新品ボルトで組んでいきます。

トルクレンチを使って3回に分けて締め付けますがねじ穴がクリーンな状態でないとトルクレンチも意味がありません。

その他ボーテックの樹脂製デスビにあるあるなねじ穴壊れをリペアプレートで修理します。



ボンドで修理した跡がありますがこれではだめです。

汚れているスロットルバルブも掃除して



エンジンをかけ、クーラントのエア抜きしながら漏れを確認します。

大丈夫なので車検も進めます。

基本的に各部手が入っていて状態はいいですね。

ブレーキ系はしっかりと整備されています。

しかしタイヤが1本セパレーションをおこしています。



車検とは関係ありませんがエアコンもいま一つです。

ガスが少ないですね。



ガスが少ないのに低圧側が凍ってしまいます。



オリフィスが開きすぎなんでしょうかね、、、、

ここはまたオーナーさんと相談です。
















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エアコンの時期ですね。

2023-06-26 09:00:13 | 日記
梅雨真っただ中、エアコンを使い始める時期ですね。

クーラーとしてもそうですが、この時期曇り止めとしてもあると便利なエアコンです。

今回はT氏所有の97年サバーバンです。

工場内に車がいっぱいなので工場入口での作業です。



症状としては冷えません。

クーラーが冷えないとすぐにクーラーガスを足したがるところですが、冷えない原因は色々とあります。

まずはゲージマニホールドをつないで冷えない原因を探します。


今回の場合クーラーガスはきちんと入っています。

コンプレッサーのマグネットクラッチは入っています。

が、高圧側の圧力が十分上がりません。

さらにマグネットクラッチが切れた瞬間、高圧低圧の圧力がすぐに同圧になってしまいます。

コンプレッサー不良の症状ですのでコンプレッサーを交換していきます。

コンプレッサーにはあらかじめコンプレッサーオイルが入っていますが一度全部抜いて、マニュアル通りのオイル量を量って入れていきます。

併せてレシーバー、オリフィス、チャージバルブ、プレッシャースイッチも交換します。



全部を完全に洗浄することは不可能ですがラインの中も洗浄します。

真空ポンプで真空引きをして



ガスチャージしていきます。

サバーバンはクーラーガス約2kg入りますので吹き出し口に突っ込んだ温度計、ゲージマニホールドの数値を見ながらガスチャージしていきます。

やはりマニュアル通り10本ガスを入れたところでちょうどいい具合です。

最後にワコーズ パワーエアコンを添加して終了です。



よく冷えるようになりました。


次は岡山から入庫いただきましたM氏所有の96年サバーバン



サバーバンが続きます

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72 C10 ステアリングコラム

2023-06-13 06:44:58 | 日記
72年C10の続きです。



3速オートマ車なんですがステアリングコラムに不具合がありパーキングに入れていても振動でギア抜けしてしまいます。

例えばエンジンをアイドリングでかけておいてドアをバタンと閉めると勝手にギアがバックやドライブに入ってしまいます。

これでは危ないので直していきます。

最初は現物修理を考えたのですがあちこち切ったり、溶接したり加工が施されていて直しきれないリスクを回避するため新品交換することとしました。



1972年のクラッシックカーでもこのあたりの部品が社外品とはいえ手に入るのはアメリカ車の魅力です。

まずはついているステアリングコラムを外します。



摘出したコラムと今回使用する新品です。



もともとのコラムはチルト(ハンドルの角度調整)機能のないものでしたが今回はチルト付きのコラムにします。

シフトリンケージも社外品が使われていてほかの部分に干渉したりしていて気持ち悪いので純正タイプに変更します。



車種専用設計ですので難しい加工等無く、すんなりつきました。



スムーズなシフト操作ができて、ギア抜けもなく安心になりました。

このあたりの年式の車は色々と手直しが必要だったりしますが手を入れていけばどんどん良くなるのでやりがいがありますね!!


その他 I氏所有のシルバラードオイル交換させていただき




F氏所有のノースフェースアバランチ 車検をさせていただき



また次回です!!







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